第2話 桜の開花

 こんにちは。


 今回は桜について、書いてみたいと思います。日本人にとっては桜は特別なものですね。

 ちなみに、桜の名前の由来はさが「花」を表し、くらは「神様が宿る」というのを表すそうです。

 まあ、桜と一口に言っても色々と種類がありますが。有名なのはソメイヨシノや山桜かな。ソメイヨシノは全くの鑑賞用です。だからか、さくらんぼ=実がなっていても味はマズいらしいですね。

 食用のさくらんぼはちゃんとそれ向けに改良された品種の木があります。確か、アメリカ産が主流らしいですが。

 こちらのさくらんぼは美味しく、食べられます。ただ、さくらんぼ自体は凄くデリケートな作物で。一日雨が降るだけでも、生産者の方はヒヤヒヤものだと聞きました。


 ……食い物に話が逸れましたが。桜は外国にもありますけど。アメリカなどの方々は色がはっきりしている八重桜を好むのだそうです。日本人は山桜を昔から好みますが。


 深草の野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは墨染に咲け


 この和歌も有名です。ちなみに、詠んだのは上野峯夫ですね。確か、お世話になったある関白殿が亡くなった際に詠まれたと伝わっています。

 意味は「深草の野辺にある桜よ、心があるなら。今年だけは墨染色に咲いてくれ」というものになりますね。なかなかに悲しい和歌ではあります。


 久方の光のどけき春の日に

  しづ心なく花の散るらむ


 この歌も有名ですね。詠んだのは紀友則になります。意味は「久方の陽射しがのどかな春の日なのに。静かな心もなしに、急いで桜の花はどうして散ってしまうのか」となりますね。

 

 個人的に、印象に残っていた和歌を二首載せてみました。一首目は悲しげでしたが。二首目は穏やかな感じですね。

 他にも色々ありますが。次回にしたいと思います。


 それでは失礼します。ありがとうございました。 

 

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