ハッピーエンドを引っ張って

「ごめんっ、遅くなった!」

 返り血まみれのあいつが、慌てた様子で現れた。ここまでにいた敵、全員倒してきたんだ。背中がぶるっと震えた。

「ったく、遅えよ馬鹿!」

 口ではそう言ったけれど、こいつの変わらない強さに安心したのは事実だ。

 ……さあ、早く劣勢をひっくり返して、ハッピーエンドにしてくれ!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る