第16話
口をガムテープで塞がれた。
見猿言猿そして
木彫りの猿になってしまった。
まだ聞猿にはなってない。
だからじっと耳を澄ませた。
男は何も音を立てなかった。
すぐそばに居るのは分かった。
それとさっきから額が冷たい。
待ってみても何も言わない。
冷たい金属の重い何かが、
こめかみに当てては離される。
どうにかしないと、やばい。
謝る→[第22話へ]
謝らない→[第21話へ]
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます