第21話 いよいよ立夏

明日5日 夏のとびらが 朝開く


フレッシュに 夏のとびらの 開く朝


髪切りて 夏のとびらを いざ開かん


人前で 好きと叫びし 初夏の昼


夏来る 日本男子の 未来かな


布団干せ 春の終りの この日こそ


敷布団 昨夜我が身を 出た水も 晩春の陽に 沸いて消えゆく


あの年から 四十三年 経ちました 夏のとびらを 知りし年より

*注:年より=年から(より)と、年寄りの掛詞です(涙)。


足踏みの ミシンで編みし ペット服 かの乙女こそ プリキュアとなれ


アパートの 入口屋根に 猫来る 三味線マンの 偵察かもね 




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