Let's Go To "Stella"!

陽菜花

プロローグ

毎月、憧れを見るたびに可愛い、とか、いいな、とか、来月も楽しみだなって、いろいろ思う。



ページの上で可愛い衣装に、可愛いヘアセット、メイク、それからポージングをしているあなたはずっと誰よりも輝いていて、キラキラしている。



そんな私はファッションすら興味を持てず、コスメすら持っていない。

鏡に映る自分は何だか灰色で星のかけらにもなれていなかった。



何度あなたみたいになりたいって思ったんだろう。

けど、同時に私なんか無理だって諦めてしまう。

……クラスの一軍女子に怯えて、ぼっちを貫いてきた私なんか無理だって。



そんな私の人生を変えてくれたのは、私の推しだった。

私みたいなちっぽけな私を変えてくれた一番星。



一番星との出会いは衝撃で、昇天してしまいそうだった。



ずっとあなただけを追いかけて、あなたみたいになるんだ。

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