第6話

会議の内容はハヤトは言っていた通り、遠征任務についてのことだった。

今回は三重県。

日程は二週間後。

オリオンが紙を見ながらメンバーを発表していく。

「リンドウ、マドカ、、、」

どんどん発表していく。

「ルナ、以上の八名に決定した」

ん?名前、、、呼ばれた?

放心状態のルナを鉛筆でつつくユウヒ。

「おーい、大丈夫ー?」

「あれだろ、ハヤトがいないから固まってんだろ?」

「、、、ハヤトいないの!?」

「あっ、起きた」

そんな、、、ハヤトがいないなんて、、、。

「生きて帰れる自信がない、、、」

呻きながら頭を抱えていたら「おい!」と笑いと突っ込みが巻き起こった。

「大丈夫大丈夫!!ボク達がいるから死なないって〜、心配性だな〜ルナは」

隣に座るリンドウが背中を叩いてくる。痛い痛い!!

そんな様子を見ながらオリオンは愉快そうに笑っている。何なら一番笑ってるかもしれない、、、。

笑いが収まると、オリオンは八名のメンバーに任務書を渡す。勿論、私も渡された。

「当日までに任務書に目を通しといてくれ、では解散!」

それを合図にみんなも席を立ち、会議室から出て行く。

後で任務書、読まないとな〜、、、。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る