脳味噌までもじわじわと、筋肉に侵蝕されてしまいそうな、この体験……

恐怖とは未知なるものへの感情。
未知なるものに挑み、克服し、同化することで、また新たな可能性が開けることも事実。

二律背反のうむ恐怖が、じわじわと迫り来るなか、筋肉は語り掛ける「はなさないで」と……。

描写力と一貫したテーマが生みだすこの暗澹たる、そしてマッチョな悪夢。
その彼方にある切なさへたどり着くために……さぁ、マッスル!