第13話 主な登場人物

 鈴木菜那(すずきなな、通称ナナ)

 黒鳥学園小学校小学六年生、女子。鈴木陽一家の長女、鈴木琢也の妹。

 サッカーは、わかば幼稚園の年中から『FCわかば』ではじめる。

 利き足は右足。ポジションは右センターバック、右サイドバック、たまにFWもプレー。

 将来はWEリーグの選手になるのが夢。


 鈴木琢也(すずきたくや、通称タク)

 谷元中学校中学二年生、男子。鈴木陽一家の長男で鈴木菜那の兄。

 ナナより先にわかば幼稚園のFCわかばに参加。現在、おっさんSCジュニアユースに所属。

 ポジションは左センターバック、左サイドバック、利き足は左足。

 短距離走、中距離走が得意。

 サッカーに限界を感じていてもんもんとしている。勉強もやる気が出ない。


 鈴木陽一(すずきよういち、通称パパ)

 四十九歳、職業は作家。ときどきボランティアのレフェリー。

 タクとナナの父親。サッカーファンで、二人の子供をわかば幼稚園のサッカークラブ、FCわかばに参加させてきた。

 二人には思いっきりスポーツをプレーしてもらいたいと切に願っている。


 鈴木敦子(すずきのぶこ、通称ママ)

 四十九歳、職業は主婦。ときどきパート。

 タクとナナの母親。中学と高校では陸上の選手だった。

 タクとナナにはのびのびとスポーツに励んでもらいたいと考えている。

 ただ、勉強の方もがんばってもらいたいとも。


 山田吾郎(やまだごろう、通称ゴロウ)

 黒鳥学園小学校小学六年生、男子。ナナとはわかば幼稚園からの幼なじみである。

 FCわかば所属。ポジションは左センターバック。

 両親が、ナナの住むマンションの経営と、兼業農家を営んでいる。

 夢はサッカー選手。だが将来何になりたいか、またどうするかはまったく考えていない。


 高杉健次(たかすぎけんじ、通称、高杉君)

 黒鳥学園小学校小学六年生、男子。ナナとゴロウとは、わかば幼稚園からの幼なじみである。

 サッカーも二人ともに続けてきた。FCわかば所属。ポジションは右MF。

 父親がケチツウのビジネスパーソンだが、ケチツウFCのサポーターではない。

 なぜなら社員専用の優待券等のサービスがまったくないからである。

 よって、おっさんSCのファンである。勉強の方は少しできる。


 小泉すずめ(こいずみすずめ、通称チュンチュン)

 白鳥台小学校小学六年生、女子。FCスミレ所属。

 県女子トレセンでナナと知り合う。以来ナナのよき友達である。

 サッカーのポジションは右ウイング、右MF。利き足は左足。

 ボールタッチとステップワークがすばらしい。男子の選手たちをなんなく突破してチャンスメーカーとなる。


 菊川メイ(きくかわめい、通称メイメイ)

 黒鳥学園小学校小学六年生、女子。ナナと同じ小学校で同じクラスである。

 両親がともに医者で菊川医院を経営。中学受験の予定で進学塾に通っている。

 黒鳥学園小学校一の美人で、さらさらの長髪が自慢。

 スポーツはまったくの苦手。




 



 






 

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