第三十七話ミドラ族長独自の試練を受けたけど内容が愛してるゲームだったから見てる私のご飯が進む進む

第三十七話ミドラ族長独自の試練を受けたけど内容が愛してるゲームだったから見てる私のご飯が進む進む


私たちは捕まえたこの二人の尋問をすることにしたのだが尋問のやりかたを知っている人があまりいないことに私は気づいたのでどうするかと一人悶々と悩んでいたら、シノンさんが

「尋問でしたら私がやりますよ」

こう言ってくれた時にサジが

「さっすがシノンさん!頼りになるっすよ!本当にありがとうございます!」とこう言った。

メルファとヘドラもシノンさんたちと一緒に残ることになった。

なので私たちはシノンさんたちに尋問は任せることにした。

「シノンさんあとはお任せします!」

「おう!任せとけ」

「ちょっとサジあなたが言ってどうするのですか」

「いやーシノンさんと一緒にいるし返事してもいいなぁって」

「まあ別にいいですけど……」

「あの私も残ります。この人たちを捕まえた責任もあるので」

「分かりましたツバキさん…………」

「というのは建前で本当はこの人たちが私の家を壊した元凶だから逃げられたら殺さないといけなくなるじゃないですか……それが楽しみ……コホンいえなんでもありません」

するとミドラ族長が修行のことについて詳しく教えるからついてこいと言ってきたので私たちは族長について行くことにした。

「これから修行……というか試練について説明する。その前にお前たちは俺たち龍族が恋愛話が好きなのは当然知ってるだろ」

まあいろいろと見たし……でもそれがどうしたのかな?

「それで試練の内容は……ドゥルドゥルドゥルドドン愛してるゲームだ!今回の人数は二人な。試練って言ってもアリスのやつとは別だからなこれは……ただの俺の趣味だ!!でもクリアしたらちゃんと龍の加護を全員に与えるから安心しろ!それで俺が気に入ればさらに上の神龍の加護を全員にやるからな!頑張れよ」

はあ?この人は本気で言ってるのかな……冗談だよね……でもこの族長の顔は本気の顔だな。えっでも一体誰と誰がやるの?

私がそう考えているとミリアが

「わっ私と……シャルロッテがやります……そのシャルロッテはそれでも……いいですか?」

「ミリアがそれでいいならいいけど、愛してるゲームってなんなんだ?」

そういえば私も詳しくは知らないな、そう思ったので族長に聞いた。

「あの族長質問です……私ルール知らないので教えてください。あの白米はありますか?」

どうしてやらないのに聞いたのかはやっぱり知ってた方が面白いでしょ……私はやらないけど、あとこういうのを見てたらご飯が進む進む、だからあるか聞いたの!

「ルールか?ルールはな簡単に言えばこうだぞ、一つ目が一人が相手に向かって愛してるを言う二つ目が相手にほんと?本気で?など返し繰り返し愛してるを言わせる三つ目が照れたり、笑ったりした方が負けみたいな感じだな。簡単だろ、それで白米は……ここにはない!家にならあるが……」

「じゃあ族長の家で……」

「そんなに白米食べたいのか?」

「食べたいです!!」

そして私たちは族長の家に向かった。

およそ四十九分後

「ほらここだ、さあ入った入った」

そう言われ族長の家で族長の趣味の試練をミリアとシャルロッテが受けることに……私は白米を食べながら見守ります!

シャルロッテは準備万端という雰囲気が出ていた。

「ミリア俺は準備できてるからいつでも来い!」

「ちょっちょっとだけ待ってくださいシャルロッテ私は今心の準備をしていますから(どっどうしましょう勢いで私とシャルロッテでやりますなんて言ってしまいました……しかしこれはある意味チャンスですよね……私の気持ちをシャルロッテに伝える……もう覚悟を決めてシャルロッテに告白してしましょうか、そうしましょう……そうでもしないと、付き合うことが出来ないでしょうし……心臓が無事ですむでしょうか……族長の趣味だとしても私からすればこれ以上ないくらいの試練になりますね……頑張りましょう。どのような結果になってもあの時の後悔に比べたら……やはり私はやらず後悔よりやって後悔したいですね……って私今考えてばかりだ。早く言わないと、シャルロッテが待っててくれていますから)」

「それじゃあミリアシャルロッテ始めていいよ、私はご飯食べながら見てるから」

「なんだかエル、ニヤニヤしてて楽しそうだね(私もエルと愛してるゲームしたい!エルに愛してるって言われたいんだけど!!いいなぁミリアとシャルロッテさんは、早く私もエルとそんな関係になりたいっ!!)」

「いっいきますよシャルロッテ(ああやっぱり告白するって決めたらすごく緊張して……まるで昔に戻ったみたい……やっぱり私には無理なのかな……変わるって決めたでしょ!)」

すると突然ミリアが両手で自分のほっぺたをペチンって叩いたので私たちは驚いた。

その後ミリアが

「シャルロッテ、私はこの十年ほどずっとあなたのことが好きで好きで仕方がないんです!毎日あなたのことを考えて……最初はもっと早くこの気持ちを伝えようと思っていたのですが……私に勇気がなくて、言えなかったんです。そのことを何年も後悔して毎日泣いていたんです。あなたとルミエルとスミカと旅を始めたばかりの時の朝あなたが私が眠れてないことを心配してくれましたよね……その時私は後悔したことをずっと考えて、泣いていたんです。どうしてシャルロッテに好きって言えなかったの!あの時言っていれば少しは変わったんじゃないかとか……もう話せなくてもいいから会いたいとかいろいろ考えてしまって(本当はもっと考えましたけど、これ以上言う勇気は……)

でもまたシャルロッテに会えて本当に私は幸せなんです!もうただの仲間は嫌なんです……そのこっ恋人になりたいんです!!!だめ……ですか?(ああなんで私は上目遣いでこんなことをして……恥ずかしすぎますよもう!なんで私は……こんなことを……嫌われたらいいえ、もう嫌われていますよね。こんな恥ずかしいことを)」と言った。

すると族長が

「あれっ?これ愛してるゲームじゃなくないか?……ただの告白じゃないか…………さいっこうだな!目の前で(成功してくれ!もう試練とかどうでもいい!カップル誕生の瞬間を見たい。こんな瞬間滅多に見られないからな)」と言った。

もう最高とか言い始めたよこの人……まあわかるけど、失敗したらって思う私はダメなのかな?

そしてシャルロッテが返事をした……私はミリアとシャルロッテが幸せになって欲しい。お願い成功してと願いことしかできないな

「ミリアありがとな返事なんだが……こちらこそよろしくな……でも俺恋人っぽいこと知らないから上手く出来るかどうか……」

シャルロッテがそう言うとミリアが泣き崩れた……これは嬉し泣きだろうな……あっどうしよう私も涙が……止まらないそう考えていたら隣のアカネちゃんがワンワン泣いていてヨシカゲくんがハグをしてアカネちゃんの頭を撫でている。

そんななかヒョウが戸惑っている。始めてみるんだろうな、なんかかわいい

ノアが羨ましそうに見ていたらノラが私がいるだろと言ってなんかいちゃいちゃしている。

リリーとクリボーとノコノコは……ケーキに夢中でみてないな……でも笑顔だからいいか。

ノゾミさんがリュウのことを見てこう言っていた。

「私もリュウと……って違う違うそんなわけ……あるよね、これは……なんで気づいちゃったんだろ」

と言っていたのが聞こえた……私の周りの人たちって雰囲気甘々だな!

ジンさんは……このあとの旅のお金が足りるかどうかと不安そうな顔をしていた。

ルーマンは被り物を外して泣いていた。

エリエルは……複雑な顔をしながらこう言った。

「ううーん二人が幸せになったのは嬉しいけど……ルーナにどうやって言おうか、絶対細かく聞かれるからな、答えなかったから余計にうるさいし……でも二人が幸せに…………」と大変そうだなと思ったけど私に出来ることって……まああとで聞こうっと

そしてスミカは……泣いている。

そして私は、ふと考えてしまった。

私もスミカとこんなふうになりたいと……でもどっちなんだろ好きにも種類があるらしいし、友達として好きなのかな?それとも恋愛としてかな?胸がなんだか少しチクチクするのはなんでだろ……まあ、あとでわかるよね

すると族長が

「うぅもう試練とか関係なしに神龍の加護あげちゃう!(愛してるゲームとかもうどうでもいいや、だって久しぶりにカップル誕生の瞬間に立ち会えたんだからさ!よしっ今日は宴を開くぞ!)」

その瞬間私たちは今までにないほどの力がみなぎってくるのを感じた。

そのあとミリアとシャルロッテは戸惑いながらもいちゃいちゃしていた。

そして私たちはシノンさんたちと合流することにした……なんか最終話みたいな雰囲気が少しあるけど……まだ終わらないからね!!まだまだ続くよ!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る