第44話 田舎王子 ねじ伏せる

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「うぉ喰らえ!」

金属バットで殴り掛かってきた男の攻撃を左手で受ける

【グニッ】俺の腕に負けてバッドが折れ曲がる


【ヒィ金属バットが!?】


バットを受けた腕で裏拳を放つと男の顔面が歪みコマのようにクルクル回って地面に倒れた倒れた男の膝に【地割れ】をお見舞いして【バギッ】と音がして有らぬ方向に足が向く

その様子に怯える男達に縮地を使い一気に距離を詰めると、回し蹴り、ハイキック、寸勁、延髄への肘とまた一瞬で5人が倒れた


残った10人は、ガクガク震えながら武器を構えて防御の体制をとるが、鳩尾へのミドルキックでガードした金属バットをへし折り蹴りを喰らった男は数メートル吹き飛んだ

背面にいた男には手刀を振り下ろすと防ぐために構えた角材ごと鎖骨を砕かれて痛みで地べたを転がった。


残りの8人はお互いに顔を見合って武器を放り投げ逃げ出そうとしたが俺に背後から飛び蹴りをくらった男が複数人巻き込んで昏倒し、それをみた残りの4人は腰を抜かして地べたに座りこんだ


俺はゆっくり歩みよると、男たちは土下座をしながら許しを請うたが・・


「お前たちは無事で帰れないって俺いったよな?悪いけどw」

土下座している男の頭を思いっきり踏みつけると地面が血で汚れた、横でみていた他の男は恐怖で涙を流して失禁したがお構い無しでその頭部に蹴りを見舞った。

吹き飛んだ男達がそのまま昏倒したのを見て飛び蹴りで巻き込まれて起き上がって逃げようとする男たちの膝にローキックを見舞い全員の足をへし折った。







痛みに耐えれず叫ぶ者、俺への許しを乞うもの、両親への助けを願うもの



公園は惨状となった・・・




何か言おうとする七星を無視して、ベンチにめり込んで飛び出した鬼道の顔面を思いっきり蹴り飛ばした。

鬼道の鼻はへし折れ、血まみれになり痛みで地面をのたうちまわる


「おいおい、お楽しみはこれからなんだろ?」


【ヒィィ、なんなんだお前・・・いでぇ・・】


鬼道の髪を掴み上げ俺の目線に持ってくると、鬼道は俺の顔面にパンチを見舞った


【バキッ】俺を殴った鬼道の拳から鮮血が飛び散る


「ぎゃぁぁぁぁ、いでぇいでぇ・・・なんだぁぁぁぁ」

「ああ、硬気功っていうんだけど、ほら」


鬼道の右肩を軽く殴ると【バキッ】と音がして骨が砕けた


「ぎゃぁぁぁぁ、骨がぁぁぁ」

「ああ、大丈夫人間っていっぱい骨があるし、一ヵ所砕けてもまだまだ楽しめるよー」


俺の言葉に宙づりになりながら鬼道は失禁し


「ひっっ、許してくださいぃぃいでぃもう貴方に関わったりしませんぅぅ」

「お楽しみは?」

俺は鬼道の左足に膝蹴りを入れる【バキッ】

「ぎゃぁぁぁぁ、足、足、許してくださいぃぃもう、ひぃぃぃ」


「お前、俺をここまで怒らせておいてこの程度で済むとおもってるの?【解放】すると止まらないから諦めてよ、ね?」

鬼道の左腕をつかむと思いっきり握り潰した【ゴキッ】鈍い音と共に腕が垂れさがる


「ぎゃぁぁぁぁ、死ぬ、し、殺される、、イヤーーーー」

鬼道はアッサリ意識を失った、そのまま手を離し鬼道を開放すると壊れたマリオネットの様に地面に倒れた




その様子を七星は震えながら見ていた




暫くすると、奥から数人の大人が駆けつけてきた


「こ、これは、、、、、地獄だ、、、一体何が・・・・!?」

足元に転がる鬼道を軽く蹴ってる俺をみつけると


「か、魁!貴様!!!」

鬼道と書いた道着を着た男性は、俺に殴りかかるが振り向きもせずにその拳を片手で受け止めると殴り掛かった相手をひと睨みする


「!?ひっま、まさか・・・一堂・・・・雅様・・」


直ぐに拳を引いて、俺に向かい土下座をする

「こ、この度は、とんだ無作法を!」


「ん?誰?死にたいの??」


その土下座して震える男の頭部に拳を握り殴りかかろうとする俺に後ろから誰かが抱き着いてきた














「もうやめて!これ以上は、アタイは大丈夫だから!!もうお願い!」






驚いた俺が振り返ると、涙を流して俺にしがみ付く七星の姿があった


「静流、お前・・・


そのまま意識を失った、薄れる意識の中で七星に何度も名前を呼ばれたが、答える事はできなかった・・・





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