キャラクターメイキング編
第2話 キャラメイクその1 人間のグラップラー、ライデン
~前書き~
今回リプレイの元になったセッションシナリオは、基本ルール1のサンプルシナリオ「蛮族を駆逐せよ」を基本ルール1.2.3を使ってやります。
ネタバレ要素もあるのでまだ未プレイ、今後やる予定があるなら自己責任で回覧してください。
~前書きおわり~
さて、今回リプレイにするサンプルシナリオセッションをやるきっかけは、私が所属するオンラインTRPGサークルにメンバーの紹介でやってきたTRPG初心者歓迎のために。
おいらはGM(ゲームマスター、セッションの進行と判定審判役)から新人のサポートしてくれと頼まれてのこと。
人選間違えてるよと伝えたがええからやれと言われて参加することになった。
まずはセッションの前にキャラメイク回を設けてキャラ作成と参加メンバーの交流を図るGM。
GM「それじゃあ、キャラメイクの前に古参メンバーは自己紹介しろ、まずはパクリ田から」
パクリ田「へーい、TRPG歴たった20年しかない初心者のパクリ田盗作です。優しくしてね」
GM「TRPG歴20年はたったじゃねぇし、初心者とは言わないなぁ………」
取りあえず新人さん二人にはウケたので掴みは行けたと私は思い込んでいる。
そんなこんなでGM含めて古参メンバー四人の自己紹介を終えて新人の二人の紹介。
新人A「お姉ちゃん(古参メンバーの一人で今回の参加者)の紹介で来ました。セッションはやったことないですけど、お姉ちゃんから話聞いたり動画やリプレイ小説見ました」
新人B「前々から興味があって、Aちゃんに誘われて来ました。動画でリプレイはみたことありますが、プレイはありません」
初々しいなあと思いつつ軽く雑談してキャラメイクへ。
GM「お二人はルールブックは?」
新人A「お姉ちゃんの借りてます」
新人B「(Aの姉)さんが予備貸してくれました」
GM「おけ、ルルブなければサンプルキャラのみだったけど、自作も行けるな。取りあえず古参チームは自分で勝手に作れ。俺は新人さんのキャラメイクみてるから」
ここから雑談や相談しながら各自キャラメイク。
GM「全員キャラ出来たか? 新人さんにキャラ紹介のやり方見せる為にパクリ田からキャラ紹介しろ」
パクリ田「あー、ゴホン。おいの名前はライデンと申すでゴワス」(以後ライデンPLと表記)
GM「やると思ったよ」
新人AB「ぶふっ!?」
野太いかすれ声でキャラロールで自己紹介したら新人さんが笑ってくれた。
ライデンPL「種族は人間、出自は冒険者、性別は男、歳は24、技能はグラップラー2、エンハンサー1、レンジャー1です。これがキャラシ」
GM「最低能力値が18かよっ!? ダイスイカサマしてないよな?」
※フルスクラッチでキャラクターを作ると、出自冒険者のキャラクターは六面ダイス二つ振って各能力値を決めていく。
今回私は出目が良すぎてすべての能力値が18以上になった。
グラップラー技能=格闘技系戦士
エンハンサー技能=呼吸法で肉体を強化する
ライデンPL「ダイスチャット弄る知識ないですし、証拠のログもあるぞ」
古参AB「私達がみてたけど普通に出目が爆発してたよ」
GM「ところでこのポイントガード(まわし)とは何かね?」
ライデンPL「このキャラの格闘スタイルは相撲です。外見は髷が結える程髪が伸びてない幕下力士です。戦闘特技は両手利きです」
※両手利き=命中率が下がるが二回攻撃できる。
GM「グラップラー特技の追加攻撃で1ラウンドに3回殴ってくるのか」
※グラップラー技能を習得すると、追加攻撃と言うもう一回攻撃判定を行える特技が自動で貰える。
ライデンPL「エンハンサーのパワーはマッスルベアーです」
※マッスルベアー=3ラウンドダメージを上げる。
GM「まあ、殴りグラップラーの鉄板だな。よし、経歴表行ってみようか」
ライデンPL「経歴Aはガキ大将だった、経歴Bは師匠と呼べる人物がいる。経歴Cは規律に厳しい環境で育った」
古参A「相撲部屋に入門する力士かな?」
古参B「ダイスが相撲設定補ったぞ」
ライデンPL「子供の頃はガキ大将でやんちゃだったけど、相撲部屋の親方に出会って入門、厳しい稽古に耐えてる感じだな」
新人A「えっと、ソードワールドの世界に相撲ってあるんですか?」
GM「公式設定にはないけど、今回GMである俺が却下しない限りはあるとも言える。この世界ではマイナーな格闘技かも」
新人A「なるほど」
そんな話をしながら、今度はライデンがなぜ冒険者になったのかを決める。
ライデンPL「冒険者になった理由は家族仲間の仇を討つため………相撲部屋、蛮族か魔神に滅ぼされて、俺だけ運良く生き残ったか、たまたま現場にいなかったパターンだな」
古参A「設定綺麗に纏まったね」
古参B「だから俺達は相撲を知らないのかもしれない」
GM「とまあ、こんな感じで皆で即興で設定作ったりもするのがTRPGの楽しみの一つでもあるよ」
新人A「なるほどー」
新人B「こんなに話膨らませれるかなぁ……」
GM「ここまでやる必要はないから。あくまで例題の一つだ。それじゃあ次は古参Aのキャラ紹介にいこうか」
続く
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