第4話 翔琉のLetter



俺はさ……もしかしたら異常なんかもしれへん。

些細な事で気にし過ぎなんかもしれへん。

卒業後もお前といたらきっと悠生と仲よー喋るやつに嫉妬しまくってるかもしれん。

親友の友達に嫉妬とすんのは異常なんやろーか?

束縛みたいなんはあかんと思って時間が経つにつれなんとも思わんふうに見せとったけど、心の奥深くじゃ渦巻くようなドロドロした感情があったんや。

それに……疲れてもたんや。

もう、考えんの疲れたんや。

悠生。俺を開放してくれ。

勝手は承知や。やけど頼む。

お願いや。


                  by 翔琉

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