帝都あやかし蒐集録ー三文文士は怪異を綴るー

雪嶺さとり

第1話

「可哀想に。この子が生まれたのは間違いだったんだ」


 それが、おれの最初の記憶。

 おれが人生で一番聞いた言葉。

 物心ついた時から、おれの周りにいる人間はそればかり繰り返していた。

 山奥の古臭い村を存続させるお役目とやら背負うために生まれたおれは、存外に期待はずれだったらしい。

 ため息と罵詈雑言。

 頭の中をつまらない記憶が巡り、そして最後はいつも通り、炎に包まれて全て溶けていく。


「……っ。ああ……夢か」


 ぱっと目を開けば、そこに広がっていたのは炎などではなく、見覚えのある天井だった。

 のそのそと布団から這い出て、寝間着から着替える。


 あの日から毎晩見る夢だ。

 最後はいつも、炎の中で誰かがおれの名前を読んでいる。

 あれは、誰だったかな。


 まだ眠たい頭でそんなことを考えつつ、ガタついた襖を開けて廊下を進めば、縁側に思わぬ姿があった。

 少し跳ねた後ろ髪に、だらしなく胸元が緩んだ着物姿の男。

 切れ長の瞳は何か物憂げな色で、空を眺めながら退屈そうに煙管をふかしている。

 彼はこちらに気づいたようで、その切れ長の瞳をこちらに向けた。


「おはようさん。相変わらず朝が早いな」


「椿さん……」


 黙っていれば知的に見えるのに、赤らんだ頬と酒臭い吐息が全てを台無しにしている。

 彼の名は椿凛世つばきりんぜ。職業は作家。主に怪奇小説を執筆しており、そこそこ有名な作家とでも言おうか。


 作風が怪奇・怪談・惨劇の三つなものだから、大衆ウケこそしないものの、一部の界隈では熱狂的な支持を受けている作家だ。

 とはいえ、今の彼の姿はただの飲んだくれ以外の何者でもないが。


「早いって、今は五時半だろ。というか、あんたがこの時間に起きてるってことは……」


「その通り。徹夜だ。というわけで俺はこれから寝るよ」


 まさかと思ったが、嫌な予感は的中したようだ。


「待て、原稿は」


 おれがそう聞くことを予想していたのだろう。

 明日締め切りの原稿が終わらないと、昨晩の椿さんはずっと部屋に籠っていた。

 椿さんは振り返ることもなく答える。


「ある。机の上に置いておいた。回収は任せたよ」


「待て」


「なんだい。原稿はできているって」


「後で味噌汁を持っていく。それまで大人しく寝てろ」


 二度目の待ては怒っているわけではなく、忠告の意だ。

 考えるまでもなく、今日一日は二日酔いで使い物にならないだろう。

 原稿を終わらせる度に酒の力を借りようとするのはどうにかした方がいいと何度も言っているが、この男はおれの忠告を聞く素振りすらない。

 どうせ素面に戻ってから原稿を見返してああでもないこうでもないとまた騒ぐ羽目になるのだから。


「君ってほんっと優しいよねぇ」


 ぶつくさ抗議するおれに、椿さんははぁ感嘆のため息のようなものをこぼす。

 いやにふやけた口調で言われたっておれへの適当なご機嫌取りにしか思えない。

 わざとらしいヤツめ。


「気配りもできるし家事もできるし、ちょっと態度は悪いけど、お手伝いさんとしては最高だよねぇ。ああ、君が来てくれて本当によかったなぁ」


「あんた酔いすぎだろ。最悪だな」


 あんたと出会ったせいでおれは、という喉からでかかった文句は大人しく飲み込んで、代わりに悪態をひとつ。


「そう?俺は今気分最高って感じなんだけどね」


 それでも彼は気を悪くするどころかにやにやした顔でこっちを見ている。

 その腑抜けた面がいやに楽しそうなものだから、相手をするのにも疲れてしまいそうだ。


「はぁ……もういい。さっさと寝てろよ」


 おれはそう吐き捨てると、早々に台所へ向かうことにする。


「​───────ねぇ、『みんな』もそう思うだろう?」


 去っていくおれの姿を見送りながら、椿さんは天井を見上げて口を開いていた。

 ちらりと振り返って見れば、そこには何も無いはずなのに椿さんはにぃっと笑っている。

 みんな。彼の言うそれらは、姿こそ現さないものの、ぎしぎしと何かがうごめくように天板が音を立てた。

 朝から身震いしそうなことをするのはやめてくれ。


「小鞠くんが来てから、この『幽霊屋敷』もずいぶん明るくなったものだねぇ」


 椿さんの呟きを背に、おれは聞こえなかったふりをした。

 十三丁目の幽霊屋敷。

 ここいらじゃ有名な場所らしいが、生憎よそ者のおれはそんなこと知る由もなく、こことこの屋敷の異常性をちゃんと理解したのは住み始めてすぐのことだった。

 いや、最初に足を踏み入れた時のことよりかはまだマシかもしれない。


(まったく……なんでこんなことになったんだか。知ってりゃあ絶対引き受けなかったのに、なんでおれはいつもいつも……)


 脳内で文句を垂れたところでどうしようもない。

 どうしておれがこんな男の世話を焼く羽目になったのか。

 はじまりはほんの少し前、桜が散り始めた頃の話だ。






「話って、なんですか。朝凪あさなぎさん」


 その日は、いつもの業務に励んでいたところを編集長の朝凪さんに呼び出された。

 帝都のとある出版社、文楽社ぶんがくしゃ。そこがおれの今の職場だ。といっても、働き始めたばかりのおれの仕事はほぼ雑務で編集者らしいことなんて特にしたことは無い。書物の類が好きでここで働き始めた口ではないので、それで良いのだが。


「ああ、急に呼びつけてごめんね。実は御厨くんに折り入って頼みたいことがあって」


 書類から顔を上げてペンを置いた朝凪さんは、いつもより疲れた顔をしていた。

 少し襟元のくたびれたシャツと人の良さそうな微笑みが象徴的なこの人は、おれの上司であり、おれがここで働くきっかけをくれた人だ。

 頼みごとがあるそうだが、わざわざこんな前置きがあると、一体何を頼まれるのか気になって妙に緊張してしまう。


「椿凛世という作家を知っているかな」


 その名前には聞き覚えがあった。

 確か、文楽社の中で耳にした名前のはず。


「……えっと、朝凪さんが何度か口にしていた人ですよね。作品は読んだことないですけど、名前だけなら」


「だろうね。まあ、御厨くんが彼の作品を好むってなるとちょっと心配になるからなぁ。君が読むなら、もう少し大人になってからでいいよ」


 ふふ、と笑っている。

 なにが面白いのやら。おれは別にもう子供じゃないんだが、どうも朝凪さんはおれのことを年下扱いしたがるのだ。


「で、その椿凛世って作家なんだけどね。この彼が、まあ驚く程に締め切りを守らないんだよ。やる気が出ないだとか、もう少し取材をしたいだとか言い訳ばっかり並べるのが上手になっちゃっててねぇ」


 朝凪さんは眉を下げて困った表情を見せる。


「僕らじゃあもう何を言ってもダメそうだけど、御厨くんならやり遂げてくれそうな気がするんだ。ほら、君って大人に物怖じしないしハッキリした言動をしてくれるだろう。」


「はぁ……おれでよければ」


 そんな迷惑な作家におれが勝てるかどうかは分からないが、どうも朝凪さんはおれに見込みがあると思ったらしい。

 おれが頷いた途端、朝凪さんはほっとしたような気の抜けた表情になる。


「よかった、ありがとう。遠慮なく催促してくれちゃっていいからね」


 大人に物怖じしない、と言われればそうかもしれないが、それはおれの本来の性格というわけではなく、いちいちビビったところで嘗められるだけだからだ。

 口喧嘩は得意じゃないし、小説家と言論で勝てる見込みはない気がするのはおれだけだろうか。


「あの。椿凛世さんは、どんな話を書くんですか」


「気になる?」


「まあ、それも知らないのは失礼かと思って」


 律儀だねぇ、と朝凪さんはにこにこ微笑む。

 一応聞いておいた方がいいだろう。

 こっちは相手のことを何も知らないのだから。


「簡単に言えば、そうだね。怪奇小説だ。怪奇・幻想・惨劇」


「惨劇……」


「そう。作風は癖があるけど、一部の読者からはものすごく人気があるんだよね。だからウチとしても凛世にはできるだけ書き続けて欲しくて」


 朝凪さんがおれに読ませたがらない理由が分かった。

 どうせ子供には刺激が強いから〜だとかなんだとかいつも言ってるようなことだと思っていたが、確かにおれみたいな陰気な奴がそんなものを好んでいたら心配にもなるだろう。


「こっちもできるだけ、時間をかけたいっていう凛世の気持ちを尊重してあげたいんだけど、これ商売だから。いつまでも彼のワガママに付き合うわけにはいかないんだ」


 そういいながら、朝凪さんは机のメモ用紙を一枚とってペンを走らせる。

 久良木町十三丁目。それが作家先生の住所らしい。

 朝凪さんはその横に簡単な地図を添えてくれた。


「はいこれ、どうぞ。目立つ家だからすぐ分かると思うよ。朝凪宗一の頼みで来たって言えば入れてもらえるからね」


 目立つって、それは一体どんな家なんだ?

 なぜだか朝凪さんの言葉にうっすらと不安を覚えた。

 聞きたいけれど、実際に自分の目で見てみなければ分からないだろうと思って、結局聞くのはやめておいた。



 時は太正三十年。


 おれのいた田舎とはずいぶん違って、帝都は西洋文化を取り入れながら日々文明の発展を遂げている。

 路面電車も石畳の補正された街並み、洋風の建物やあちこちに並ぶ瓦斯式の街灯。近頃は電氣系統やらなにやらも流行り始めているらしいが、その辺はおれにはさっぱり分からん。

 山と田畑しかない田舎生まれのおれには出歩くにしては華々しすぎるかもしれないが、もうそろそろこの街並みにも慣れただろう。

 ここへ来たばかりの頃は身分が怪しいからといって警官に追いかけ回されたり路地裏で素行の悪い連中に絡まれたり、といった嫌な思い出ばかりだが、こうして一人で仕事を任せてもらえるようになったということはおれも成長していると言えるはずだ。


「で、ホントにここであってんのかよ」


 文楽社を出てしばらくのこと。

 久良木町はどちらかと言うと文楽社からは離れた場所にある住宅街で、普段あまりおれが足を運ぶことはない。それも、椿凛世の住所は町の中でも奥まった所にあるらしい。

 路面電車から降りてしばらく歩いたところでようやく目的地にたどり着いたのだが、おれの目の前にあるのは奇妙な屋敷だった。

 一般家屋にしては広めな平屋の屋敷で、周りは生け垣に囲まれている。

 それのなにが奇妙かって言えば、全体的にボロくさくて寂れていて、人の気配がさっぱりしない。

 本当にここに椿凛世が住んでいるのだろうか。

 だが表札には「椿」の姓がしっかり刻まれている。


「大丈夫かよ、ここ……」


 まさか朝凪さんが間違えたなんてことは思っちゃいないが、考えてみればそもそもこのあたりに十三丁目なんて通りはあっただろうか。

 帝都に来て久しいとはいえ、生活圏内から外れてしまえばまったく知らない街も同然だ。

 地元の人ではないおかげでさっぱり分からない。

 恐る恐る呼び鈴を鳴らしてみるが、反応は返ってこなかった。

 しばらく待ってもしんと静まっている。


「……あのー、どなたかいらっしゃいませんか」


 返事も無かった。

 椿凛世は不在なのだろうか。しかし、それにしては妙に……。


(視線、凄いな)


 先程からずぅっと気になっていた。

 おれを突き刺す無数の視線。

 姿形は見えないけれど、おれに危機感を抱かせるには十分なくらいに見られていると感じる。

 誰だ?人の気配がまるでしないというのに、誰がおれを見ている?

 睨みつけるように前を向くが、屋敷から誰かが来る気配は微塵も無い。

 とにかくここまで来たのだから一度行ってみるしかないだろう。

 物は試しだと、鉄製の門扉に手をかければ、ぎぃぃと錆び付いたと音を立てて扉はあっさり開いた。鍵をかけていないらしい。

 俺は意を決して、この奇妙な屋敷の中に一歩足を踏み入れる。

 おれが砂利を踏みしめるざらざらとした音だけが響いた。


 その時、屋敷の庭からのそのそと何か小さいものが這い出てくるのが見えた。

 一瞬たじろぐも、よく見ればそれが猫だということに気づく。


「この家の飼い猫か?」


 しっぽをゆらゆらとさせて、我が物顔でのそのそ歩いている。

 猫は嫌いじゃない。かわいいからだ。怖がらせないように一歩ずつ慎重ににじり寄る。

 猫はそんなおれに向かって、余裕そうに大口開けてあくびをした。

 おれの姿を見て逃げないということは、人馴れしている飼い猫の可能性が高い。

 ご主人様がどこにいるのか教えて貰おうかと思ったが、次の瞬間、おれは自分の耳を疑った。


「なんだァ、えらいひよっこいチビじゃあのう」


「……あ?」


 目の前にいるのは猫なのに、聞こえてきたのは見知らぬ男の声だ。

 誰か他にいるのかと辺りを見回すも、変わらず敷地内には誰もいない。

 いきなりおれをひよっこいチビだなんて言うのはどこのどいつだ、まさかこの猫だなんてのはありえないだろうな。

 だが声は確実に猫の元から聞こえてきた。


「いや、まさかな」


 猫が人間の言葉を喋るなんてありえない。

 自嘲するように小さく笑う。

 さすがのおれも疲れているのだろうか。

 とにかく早く椿凛世を探さなければ​──────。


「なんと愉快な阿呆面じゃあ」


「ん!?」


 のそのそとおれの前を通り過ぎて行った猫の口からは、まるで人間のように動いて、さっきと同じ男の声がした。

 おれは今一体何を見たのか。

 心臓がばくばくと音を立てる。

 もうこの際小心者だと思われてもいい。おれははっきり言って化け物の類がなによりも嫌いだ。

 それで、今おれの目の前にいたやつは本当に普通の猫と言えるだろうか。


 帰ろう。

 これは良くない。確実に。


 朝凪さんには謝るとして、まずは一旦帰って頭を冷やそう。

 そう思って、くるりと方向転換した瞬間。


「あらあ、これは面白いお客さんねぇ。さあさ上がってちょうだいな」


 がらがらと音を立てて玄関の引き戸が開き、溌剌とした女性の声が飛んでくる。

 ぱっと振り返れば、にこにこ笑った女性がこちらへ向かってきた。

 椿凛世の家族だろうか。


「っ、すいません、勝手に入ったりして。椿凛世さんに用があるんですが、椿さんは不在でしょうか」


「椿さん?あの人なら中にいるわよ。今お茶とお菓子を持ってくるからねぇ、ゆっくりしていって」


「お、おお……?ありがとう、ございます」


 女性はぐいぐいとおれの手を引いて家に引き込む。

 押しの強さになんとも言えず圧倒されてしまうが、ともかく、家の人に入れてもらえて助かった。

 敷地内に侵入してしまったとはいえ、家の中に勝手に上がることはさすがにはばかられるからだ。

 屋敷の中は外の寂れた光景とは少し違い、年季は感じるものの廊下はぴかぴかに磨かれていて、見た限り綺麗なお屋敷、といった雰囲気を感じる。

 客間に通され、彼女は茶を持ってくると言った。


「それにしてもお客さんなんて久しぶりのことだわぁ。それもこんなに若くて瑞々しい男の子だなんて……うふふ」


 最後の笑いに、ぞくっとした。

 端的に言えば、それのみ。

 女性は爛々とした瞳を見開いて、含みのある笑みでこちらを見ている。

 おれはたじろぎつつも、とにかく要件を伝えようとした。


「あの、おれ、文楽社の者でして、朝凪宗一の遣いで来たんですが」


 その途端、女性の動きがピタリと止まる。

 瞳の輝きは失われ、口元は真反対の方向に弧を描く。


「​───────ないの」


「はい?」


 急に険しい顔をしてなにか小さく呟いている。

 よく聞こえなくて聞き返してしまった。よせばいいのに。


「つまんないのって言ってんの。なんだい、とっとと失せな」


「え、ちょ」


 バンっと叩きつけるかのように襖を閉めて女性はどこかは行ってしまった。

 おれはなにか間違ったことを言っただろうか。

 先程までの歓迎ぶりはどこへやら、女性の豹変ぶりにおれはさっぱりついていけない。

 ともかく追いかけて謝ろうとするが。


「はぁっ!?」


 襖を開けた瞬間、そこにあったのは廊下などではなく、知らない別の部屋だった。

 思わず目をつぶって襖を元に戻し、深く息を吸い込む。


 どうなっている。

 見間違いか、幻か?


 おれはもう一度襖を開いたが、今度は往来の景色が広がっていた。おれが今来たばかりの道が、屋敷の中に。そんな馬鹿な。

 もう一度閉めて、また開く。

 次は庭。

 その次は池。

 その次の次は洋室。

 その次の次の次は階段、路地裏、森……。


「なんなんだよさっきから……!?どうなってんだこいつは!?」


 おかしいだろ。

 この屋敷は一体どうなっているんだ。

 喋る猫に変な女性に、帰れない部屋。

 おれの本能が、ここはまずいと、今すぐ帰れと騒いでいる。

 おれだってもう逃げ帰りたいが、そもそも外に出られない。


 おれはふざけた夢でも見ているのだろうか。

 それともあの女性の仕業だというのか。

 ここは本当は椿凛世の家じゃなくて、あやしい妖術使いの屋敷に迷い込んでしまったのだろうか。

 馬鹿馬鹿しいが、そっちのほうがよっぽど説得力があるぐらいだった。


「もう帰りてぇよぉ……」


 恨み言のようにおれが小さく吠えた、その時だった。


「そうか。お客人はもうお帰りのようだね」


 また、知らない男の声。

 どこから、それを探すまでもなく襖が向こうから開いた。


「ようこそ俺の家へ。君は……そうだな、さしずめ朝凪の新しい手下ってところかな」


 だらしなく着崩した着物に、少し後ろ髪が跳ねた妙な髪型。

 涼し気な目元が印象的な男が、おれを見下ろしていた。

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