妖狩り

ふざけた狼人間

第1話ただの侍

田舎の田舎の廃村「不須田村」。

そこに一人の男がいた。

「飯もない、水もない、家族に知り合いもいない」。男はボソッボソッとつぶやいた。「俺これからどうしよう」。男は若かった、なのに風呂や川に一か月も入っていない。なぜかって、ふん~~それはね、ちょうど一か月前に来たんだよ、祟りが疫神が。知らないか疫神なんて。それはね、祟りや病を振りまく大悪鬼さ。何だい大悪鬼を知らないのかい・・・しょうがない教えてあげよう。まず鬼にも強さがある。小鬼、大鬼、小悪鬼、悪鬼、大悪鬼。次はん~~~忘れてしまった。ま~とりあいずこれだけ覚えとけ。話を戻すが、それで、不須田村の人たちはみな病死した。進軍は里帰りをしてたんだ。都から帰っている際中、バッタリ大悪鬼とあってしまった。進軍は鞘から刀を抜き、切りかかったが。その時には大悪鬼は消えていた。進軍はあそこで倒していれば・・・・。進軍が村に帰ると、村死体だらけ。進軍一人が全部土に埋めたそういうわけさ。んっ進軍お前。進軍は決意した。「悪を断つ」全ての妖を倒すと。安直な考えと思うかもしれないが、大国主之命はこれをやってのけた。まずは周辺から。「いたっ毛羽毛現」(けうけげんとは家の湿った場所に潜む妖。疫神っちゃ疫神だが、弱い。「火柱」一瞬にして毛羽毛現を真っ二つにした。「はぁーー行くか」頭をかく。進軍はいろいろと事情がある。どんな事情かって?それは今度で。

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