Concert

碧月 颯

エピローグ

 この物語は世に絶望した男子高校生と、純粋で夢に向かって走り続ける男子高校生が恋に落ちる物語である。






「今まで楽しかった。もう、しんどい思いとかさせたくないから。好きでいさせてくれてありがとう。普通のクラスメイトに戻ろう。」


(これでいいんだ。これが正解だから。)




「やめろ!そんな事言うな。なんで今さらそんなこと言うんだよ。普通のクラスメイトに戻れるわけ無い!どうしようもなくお前のことが好きなんだよ!!」


「勝手になんでも決めるなよ、言いたいことあるなら言えよ。」


「なんでいつも俺の相談なしになんでも決めるわけ? 付き合ってるんだから俺を頼れよ」




「僕のこと好き?」


「好きだよ、大好き」


「じゃあなんで今まで言ってくれなかったの?」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る