戸が開きおだやかに香り

 石造の街を渡る老婦人! 幼き孫を連れ添って彼女は住まいを探しますが、閉ざされた門戸が二人を幾度も阻みました。それでも婦人は足を止めずにやがて郊外へと至ります。
 その先に、暖かい未来を望む。挫けない心が報われると良いのですが。