死刑台のぼくは

もる!

第1話 夜11:30分の出来事

ウーウーウーウウ

消防車、パトカー、救急車のサイレンの音が、夜の街に響く。

ぼくのまわりには、死体がいくつも転がっている。

こんなことになったのは・・・

ぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだ

「ちょっときみ・・・大丈夫?」

顔を覗き込む警官。

「ぼくがやったんです!ぜんぶ、ぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだ!」

困ったような顔の警官が、ぼくの目の前にいる。

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