2010年頃、アスキー・メディアワークス電撃文庫編集部(現KADOKAWA)の中途採用に応募した際、実際に送付した自己PR&職務経歴書

明石竜 

第1話

                自己PR文

アスキーメディアワークス株式会社 御中

氏名: 

                         作成日:2010年5月6日


私は2008年の夏頃から、趣味の一つである創作活動の一環として毎月少なくとも一作は小説新人賞に投稿することを目標に、一月当り400字詰め原稿用紙換算300~350枚程度の文章を執筆しています。ライトノベルを中心に一般文芸、児童文学、童話など幅広い創作ジャンルに挑戦し続けています。こうした執筆活動によって、締め切りを厳守する習慣と責任感、限られた時間内でよりクオリティの高い物を生み出す発想力、過酷な労働に対する耐性と体力、論理的思考力、そして数百倍もの競争倍率にも屈しないチャレンジ精神をより一層高めることが出来ました。まだまだ未熟者の私ですが、いつか商業レベルで通用するような作品が書けるよう今度とも日々精進して参りたいと思います。大学生協や学校の図書室にも置いてもらえるような社会的評価の高い作品を執筆し、2010年代以降のライトノベル業界の担い手として活躍の場をどんどん広げ、業界のさらなる発展のために必要とされる人材として成長していくことを目標に掲げています。

ちなみに私は、徳島を舞台にした小説もいくつか執筆し、第2回GA文庫大賞後期、第17回電撃小説大賞、第7回MF文庫J新人賞第一次予備審査などへ投稿致しました。

徳島市は、私が学生時代の四年間を過ごした馴染みのある街なので、私も何か徳島という地域のさらなる活性化に一役買いたいと強く感じ、徳島を舞台にしたライトノベル作品を執筆してみようと思い立ちました。もしこの作品が商品化され、地域振興にほんの少しでも貢献出来るようなことがあれば、という願望も抱きつつ執筆したものです。


さらに私は徳島市にて現在は年2回行われているマチ★アソビにも何度か訪れ、三木一馬氏の講演会、業界関係者トークイベント、俺の妹がこんなに可愛いわけがないトークイベントなどを観覧しました。



文化活動歴

アスキーメディアワークス株式会社 御中

氏名: 

                        作成日:2010年5月6日


小説新人賞投稿歴

《2008年》

第14回スニーカー大賞、第3回ノベルジャパン大賞、第1回メガミノベル大賞

第5回MF文庫Jライトノベル新人賞第三次予備審査、第4~7回電撃リトルリーグ

《2009年》

第16回電撃小説大賞、第2回GA文庫大賞前期~後期

第8~10回電撃リトルリーグ、第11回エンターブレインえんため大賞

第50回講談社児童文学新人賞、第5回MF文庫Jライトノベル新人賞第四次予備審査第6回MF文庫Jライトノベル新人賞一~三次予備審査

jNGP‘09Summerジャンプ小説新人賞テーマ部門、第15回おひさま大賞

第11回坊っちゃん文学賞 、2009年度ノベル大賞、第4回ノベルジャパン大賞

第9回スーパーダッシュ小説新人賞、第2回メガミノベル大賞

第1回スクウェア・エニックスライトノベル大賞短編部門

第26回ニッサン童話と絵本のグランプリ

《2010年》

第11~14回電撃リトルリーグ、第27回アンデルセンのメルヘン大賞

第1回このライトノベルがすごい!大賞、第5回ダ・ヴィンチ文学賞

第1回京都アニメーション大賞、第3回ポプラズッコケ文学賞

第6回MF文庫Jライトノベル新人賞四次予備審査 第51回講談社児童文学新人賞第17回電撃小説大賞、

ネーム原作賞投稿歴

《2008年》

第3回週刊少年マガジン・ネーム原作賞

《2009年》

第1~3回電撃大王新人発掘プロジェクト、第4回週刊少年マガジン・ネーム原作賞

《2010年》

第4~7回電撃大王新人発掘プロジェクト


私は新卒時代から延々と続く就職活動において、幾多もの不採用経験を経てやり切れない思いになり、ある日突然執筆活動に目覚めました。時雨沢恵一先生や杉井光先生と、小説賞へ投稿するようになったきっかけがよく似ています。

(俺妹のトークイベントにて三木一馬氏が「いたら面白い」と語っておられた、阿波弁で話すキャラクターも私の投稿作の中に登場させています。)『ウェルかめ』、『坂の上の雲』、『龍馬伝』――ここ数年、四国を舞台にしたドラマ作品が目立っていることに私は感化され、今度は四国を舞台にしたライトノベル作品を誕生させたいという思いを抱くようになりました。

つまり、徳島を舞台にしたライトノベル作品は、電撃文庫編集部の判断次第でいつでも生み出すことが出来る状態にあるということです。”面白ければ何でもあり”の電撃大賞。裏を返せばつまらない作品は、たとえ徳島を舞台にして阿波弁で話すキャラ出したところで、絶対出版してやらねえぞ(三木一馬氏談、たぶん嘘)ということでしょう。伏見つかさ先生や時雨沢恵一先生達を見ると、電撃の作家さんは著作物だけでなく、作者自身も面白キャラであることが求められているのでは、とも思えてきます。

私は学生時代、貴社から出版されている『電撃大王』や『週刊アスキー』を購読していたことから、貴社に興味を惹かれました。

(業界関係者トークイベントにて三木一馬氏は、作家志望である大学生からの[このまま就活をするか、作家養成のための専門学校に進むか迷っている]という質問に対し、就職活動はしておいた方が良いと答えておられました。)

私の長所は、一度取組み始めた事柄は最後まで投げ出さず諦めずやり遂げられること、根気強さがあること(例えば投稿した作品の一次落ちが続いても、次の作品に向けてすぐに気持ちを入れ替えることが出来ます。)、そして集中力が長続きすることです。これらは数千行ものプログラミング経験で一本の作品を作り上げたことや、数多多数の小説の執筆、卒業研究などによって鍛えられました。

私は学生時代、情報科学や数理科学などを専門的に学び、卒業論文は、『伝染病の感染モデルを応用した微分方程式の数値解析』という題目で一年間研究に没頭しておりました。研究内容を少しだけ詳しく述べますと、アルコール依存症患者人口と健常者人口との、社会的接触による時間的人口移動状況について、それらを示す微分方程式モデルを作り、各方程式に組み込まれた遭遇率、勧誘率、回復率などのパラメータに様々な数値を代入して、どのような現象が表現可能であるかをMathematicaという科学計算用ソフトを用いて解軌道グラフを描かせ、平衡点や解の安定性などを検証するものです。

当時利用した参考文献の一部は、下記ホームページに記載されています。

http://www.siam.org/pdf/news/1113.pdf#search='modeling%20alcoholism%20as%20a%20contagious' 

理論的に起こり得る数値を予測し、的確なグラフを求めるため試行錯誤を繰り返しました。見知らぬ単語ばかりの英語の文献に苦戦したり、僅かな数値の取り違いでデータが大きく変わったりしてしまうことなど苦労した点も多かったのですが、それだけに上手くデータが検出出来た時の喜びは計り知れないものがありました。数え切れないほどの実験と膨大な数値計算を繰り返し行うことによって、高頻度でそういったものが得られるようになりました。一冊の雑誌も、上記の事柄とは畑が違いますが、こうした試行錯誤の繰り返しで生まれるものだと思います。完成させて読者の皆様に楽しんでもらえた時の喜びと達成感は大きいと思います。

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