もしも僕らの青春に、魔法と思える恋があったら
ちくわ。
プロローグ
遠い遠い、昔の話。
世界には魔法使いと呼ばれる存在がいた。
科学、物理法則、全てを超越した魔法を操る彼らは人々にとって憧れの存在であり、恐怖の対象でもあった。故に人々は彼らを排除しようとした。いわゆる魔女狩りだ。そうして魔法使いは居なくなり、魔法はファンタジーのものとして語られるようになった。
しかし、そんな過去に滅びたとされていた魔法は、現代で細々と残り火を繋いでいた───
そして2025年。
これは現代に繋がれた若い魔法使いの青春を描いた物語。
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