スピード感があって驚きの連続でした。厳しい試練が仕組まれたテストだったとは！　から始まり、主人公がライオンじゃなかったなんて意外でした。ライオンが告げるまで主人公の種族が分からないのは小説ならではの演出ですね。悪事を企む人間とライオンが似た笑みを浮かべる所でゾクッとしました。悪賢い者達が手を組んで立ちはだかっている迫力があり、大きな力関係をどうやって逆転するのかハラハラしていたら、正義の行動が仲間を生んで助けになるなんてメチャクチャ熱いです！　しかも大群のバッファローが射程距離の長い銃を無力化し、イリオモテヤマネコさんが近接戦で容赦なく活躍してスカッとしました。最後までノンストップで楽しめた素敵な作品です。ありがとうございました！