第12節 投稿の仕方は? 毎日投稿? 書き溜め?
短編でなく長編を書く時、投稿の仕方について気になることがあると思います。
時間帯や投稿頻度、一話あたりの文字数、どれくらい書き溜めたら安心? などなど……。これらはもちろん、人や作品によって異なります。
ですので、今回も私の体験談です。
まず投稿する時間帯ですが、私は大体11時15分ごろと定めていました。
──のですが! 実際、全く上手くいきませんでした。
推敲が遅れれば投稿時間は遅れ、早く書けた時は居ても立っても居られずで……!
私が初めて長編を書き始めた際に、書き溜めをしていなかったのが原因です。
しかも、そもそも時間帯も、良いとされている時間から外れていたんですね。
一般的には、皆さんが出勤する前の時間帯である7時台や、お昼時の12時頃、帰宅する5時~9時の間に投稿するのが良いと、後から知りました。
しかし今更変えられません。私はそのまま進めました。
それでも読者はついた(当人比)ので、欲しいPV数が10~100PVであれば、時間帯は気にしなくてもいいのかもしれません。
……あと、Web作家さん界隈では意外とおすすめの投稿時間が広まっているのか、その時間をあえて避けることにも意味があると思っています。
投稿作品が少ない時間帯を狙う、というやつですね。
かといって夜中すぎると起きてる人が少ないので、気を付けましょう。
あと、言い忘れるところでした。of the clockの時間は絶対に避けましょう。
07:00のような、きっかりの時間です。
特に某なろうサイトでは顕著です。なろうでは、投稿した時間から約十数分間、ホームページ上に『最近更新された連載小説』が載るのですが、12時ぴったり、みたいな時間帯はかなり投稿が多く、自作が一瞬で流れてしまうことがあります。
それさえ避ければ、作品タイトル次第ですが10PV~はつくイメージです。
そして投稿頻度です。私は初長編は毎日投稿ではなく、連日投稿を選びました。
最初は毎日投稿をイメージしていたのですが、リアルの多忙により中々執筆にあたれず……物語半ば程度で、断念してしまったのです。
その際に、作品のあとがき部分で、次回投稿が遅れると言ったのが功を奏したのかもしれません。幸いにも読者さんは離れずにいてくれました。
投稿頻度としては毎日投稿でなくても、あまり期間を開けすぎなければ、読者さんも一緒に戻ってきてくれると体感しました。
ということで、毎日投稿である必要は──実は絶対ではありません。
ただ、毎日投稿でない場合は、いついつ投稿かを示しておくとよいです。
投稿の仕方、三つめは文字数です。
私はそこそこ多めの文章を一話内に綴っている自覚があります。
一話あたり3000~5000文字でしょうか。6、7000文字の時もあります。
えーと……正直、もっと短い方がいいです。
なぜなら、Web小説を読む方は空き時間に読むことが多いからですね。
さくっと読める分量の方が、目を通してもらいやすいです。
さらに、一話を短くすると作者側にもメリットがあります。
それは、PVがたくさんつくことです!
ストーリー(5000文字)を、一つの話として投稿すれば、それが読まれた時につくPV数は1です。ですが、2500文字の二話として投稿すれば、PV数は2です。
総PV数がたくさん! 見栄えもいいですし、嬉しくなれます。
あまりに短いと、今度は展開が進まなさすぎて忌避されちゃいますが……。
じゃあなぜ私はそうしないのか、です。……はい。
単純に好みの問題です。修羅の道であろうが、長い方がいいのです。そっちの方が重厚でいい、という読者さんも少なからずいらっしゃいます。
でも、これから書く人には、一話あたり2000~3000文字が、読みごたえもあって空き時間にすっきり読める分量だと伝えておきます。
そして書き溜めについて。
これはどれだけ長い長編を書くかによりますが、遅筆な私個人としては、物語の半分程度は書き溜めておきたかったなぁ……というのが本音な所です。
そうすればきっと、途中でへたらずに最後まで書き進められたかと思います。
実際、小説を書くのって執筆時間+推敲の時間が必要なんですね。
そうなると、時間がいくらあっても足りないわけです。
学業や仕事がある方が大多数だと思うので、ストックがない状況で毎日投稿をしようとすると、どこかで無理をして書くことになりかねません。私は無理しました。
全20話だとすれば、10話ストックがあればいいかと思います。
勿論、投稿し始める時は、その後のスケジュールにも気を配りましょう。毎日投稿するぞって始めた時、後ろのスケジュールが詰め詰め……となってると最悪です。
ちなみに大長編(100話とか……)については私では分かりません。
力になれず申し訳ありません。書いたことがなく……。
投稿の仕方について、まとめです。
時間帯は夜中でなければ意外と何時でもいい(o'clockだけは避ける)。
投稿頻度は毎日でなくてもよい(いつ投稿するかは読者さんに示しておく)
文字数は2000~3000文字がベター。
書き溜めは長編の半分程度まであると、遅筆でも安心。
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