これってエッセイなの!? はい、エッセイです。

雨宮 徹

ヒーローになりたい!

 みなさん、ヒーローになりたいって思ったことありますよね? 自分も小さい頃そう思ったことがあるんですよ。



 これは幼稚園のころの話。日曜日の朝、特撮番組をやっているじゃないですか。ヒーローが変身するときって何かアイテムを使いますよね? ベルトとか。


 当時、ウルトラマンにあこがれていた自分も何かアイテムを使って変身したい! そう思いました。そこで選んだのが幼稚園の砂場に落ちていた石です。どんな石かって? ただの石です。別にきれいなわけでもなく、そこらへんにある石。かなり小さかった。


 さて、石を変身アイテムに選んだわけですが、どう使ったかっていうのが問題。石を天にかかげる、とかじゃないんですよ。どうしたかって? ! 石を鼻に入れれば変身できると思ったんですね。意味不明すぎる……。どういう心理でそうなるんだよ、と突っ込みたいです。


 もちろん、大問題になりまして。異物を鼻に突っ込んだんですから。先生が母親に連絡してタクシーでそのまま耳鼻科へGO。親の慌てぶりがよく分かりませんでした。しかも、ヒーローになったつもりですから、周りの反応が面白くない。邪魔するなー、ってね。しかも、二度やりました。学習能力なさすぎる……。いや、幼稚園生に学習能力を求めるのは酷なのか? うん、そういうことにしよう。


 幼稚園とか小学生低学年の子供がいらっしゃる方、気を付けましょう。小さい子供は何をするか予測不能です。「小さいものは子供の手の届かないところに置きましょう」です。そして、子供が変身アイテムが欲しがったら買ってあげてください。自分がバカな行動をした一つに「まだそういったものは早い」という親の判断があったんですね。自分と同じ轍を踏まないようにしましょう。まあ、石を鼻に突っ込むバカは自分だけだと信じたいですね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る