六点リーダー+類別ミステリー集成(無月の水ミステリーガイドブック上)

さんたん

六点リーダー(甲)

一章 六点リーダー

〔後の先:疑問〕

別府たちは蛇崩町に着いてすぐに、不可解な現象に遭遇した。周囲が暗く、寒かったのだ。どうして八月の午前中なのに、暗くて寒いのだろうか?

〔間四件の一:観察文〕

蛇崩町は日食につつまれていた、住民たちは珍しい現象を見て、立ち尽くしていた。とおりかかった瑞木にきき、別府は日食を知る。

〔間四件の二:移動文〕

瑞木は行人坂をのぼっていた。別府と未堂棟も同じようにあとを追い、大村家の下屋敷へと歩みを進めた。

〔間四件の三:状況文〕

別府と未堂棟は外廻り同心の仕事で、蛇崩町に来ていた。下屋敷にいる大村昌村は水騒動を起こし、その罪によって、土倉内に蟄居していた。

〔間四件の四:目的文〕

まだ、水騒動の謎はすべて解けていなかった。別府は過去の殺人事件をあきらかにするために、大村昌村と面会に来たのである。

〔先の後:仮説〕

大村家の部下の暴走ではなく、大村昌村が水番人の作間藤三郎を殺したのではないか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る