ご報告兼コラボ兼相談回6

「喰らえ俺のウィングマンを!」

『お前のじゃない』

「じゃあ誰のだよ」

『誰かは知らないけど敵一人を最大でも3発で倒せる人』

『最低でも2発はヘッドに当てないといけないね』

「精進します」


【頑張れよww】

【一応期待しないでおく】

【あっさり受け入れた!?】


「…はっ!忘れてた」

『何を?』

『?』

「まだ俺マーク決めてねぇ」

『マークじゃねぇタグだ』


【え?変態神の記録じゃなかった?】

【え?変態神の日誌では?】

【いやいや変態神の絵日記だろ】

【は?変態神の馬鹿日記だろ?】

【↑それだ!】


「おお、おお。デミゴッドのみんなにとてつもなくダッシュパンチしてそのあとに五臓六腑に向かってシイラを撃ちたくなった」


【四季写真?】


「こんなところにすんごい優しくてネーミングセンスのあるデミゴッドが!?」

『お前視聴者の事なんだと思ってるんだよ』

「……外道?」

『溜めて言う事か?それ』

「そうだな。俺と出会う前からデミゴッドのみんなは外道だったわ」


【風評被害やめれ】

【おいおい類は友を呼ぶって知ってるか?】

【↑じゃあバカな視聴者が友呼んだってことか】

【結局四季写真なん?】


「え、いや違うよ?もうちょっとみんなで考えてよ」

『他力本願w』

「そうだなぁじゃあ一つ案だしとくかぁ。秋夏春冬なんてどうだ?」

『しゅうかしゅんとう?』

『春と秋の位置が入れ替わってるな』


【ああ別にもうそれでいいんじゃね?】

【変換だりぃけど考えるの面倒だからそれで】

【異議なぁし!】

【本人の意思に反さない!それが流儀ィィッ!】


「お前らはいつも反しとるやないかい」

『じゃあ秋夏春冬に決定かぁ』

『俺は変態神の日誌いいと思ったんだけどなぁ』

「俺からすればカカムさんの方が十分変態に見えるけどね」

『…それは確かにそうだね』

『なんでだ!おかしいだろ!』

『10時間以上の作業を全カットするな』

「全カットについてじゃなくて作業量についても視点を合わせるべきでは?」

『それはあきらめた』

「諦められてら」


【なれればいい成分】

【そのイカレ具合がいいんだろ?】


「投稿頻度……」

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

『カカムが死んだ』

「おお勇者よ倒れるとは情けない」

『起きろ。起きて働け』

「残ぎょ…博愛精神に則った仕事がまだ残っているぞ」

『ストライキ起こしそう』

『もし起こしたら威力業務妨害で逮捕する』

「そのための警察とのコンタクトはばっちりだ」


【警察腐ってんな】


「いや本音言うと警察は俺の事守ってくれない人たち」

『お前……やられる前にやれ理論で蹴り飛ばした奴がそんなこと言うのか?』

『www』

「あれは警察がもっと早く動いてくれたら俺は手を汚さなくて済んだのに」

『警察呼んだの?』

「いや?」


【意味不の酷評で草】

【警察は頑張ってるだろ】

【今日も俺警察署行ったよ】

【↑何しに行ったんだよ】

【落とし物取りに】

【アホくさ】


「何落とせば警察署まで行く羽目になるんだよ。普通交番とかそのあたりだろ」


【うちの隣警察署なんだ】


『ワロタ』

『深夜にサイレントかなって煩そう』

「線路傍の家より面倒そうだな。不規則だから」


【でも家賃が安い】

【↑いいなぁ!】

【何LDKでいくらよ?】

【2LDKで月4万よ】

【安すぎるだろ】

【さほど都会でないってのも関係してる】


「来るな資本主義!」

『そろそろ確定申告の時期かぁ』

「やり方知らねぇ」

『やる必要あるの?』

『神まさかの確定申告してる?!』

「また今度友達になったオーディンに聞いてみる」

『北欧神話!?』

「うん。なんならつけた相手を30秒後にフェンリルの元に送る転送の首輪もらった。もう使っちゃったけど」


【フェンリル!】

【写真!寄こせ写真!】

【モフりてぇ】


「明日モフテロ仕掛けるから気をつけろよ」

『早速明日行くんだ』

「ゲームを一緒にやるの。某狩猟アクションゲー」

『ああ』

『3のパケモン好きだったな』

「あれの希少種が一番カッコいい」

『中二だねぇ』

『伝わってる時点で…』


【ラギアク〇スかっこよすぎ】

【↑せっかく3人が名前出さずに話してたのに何やってんだ】

【KYが】

【まあ自主規制があるだけマシだな】


「冥府の王!」

『それ本物の冥府の王のハデスに怒られないの?』

「いやまさか。神が人間の作った配信なんて見てるわけないでしょ」

『フラグの建った音』


【ハデス:あ?】

【オーディン:明日はよろしく】

【ゼウス:なかなか人間の作ったものも面白いな】

【めっちゃいる!?】


「フラグを折ることはできなかったようだ。アイルビーバック」

『それを口実に配信しばらくしないはないよ?』

「ちっ」

『内心バレバレで草』

『手を取るようにわかるね』

「ハデス。違う。これは違うんだ。ただのゲーム内の話なんだ。本物の冥府の王はお前だ。というよりなんでこいつはスパチャでもないのにこんな目立つコメントなんだよ!?」

『神特典?』


【ハデス:弟が教えてくれた】

【ゼウス:血は全くつながってないけどね】

【↑なんで?】


「代替わり制だからじゃない?」

『ああ。そういえば君もそうやって神になったんだもんね』

『神って代替わりするもんなんだな』


【ゼウス:本社に問い合わせたからできる】

【ずりぃ】

【これがあれば推しに認知される!?】

【ゼウス:いや神の配信にしかできないようにしたからそういうのはできないあと神は今後あと数百年は代替わりしなさそう】

【神になるのは諦めろって事ね】

【ゼウス:前代償神くんが特例だったんだよ】


「あやべ。コメント欄見てたら近くから複数人の足音聞こえてきた」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る