2024年・プロ野球予想＆雑談集

4/23 番外編・涙なくして語れない？ 悲運の投手陣選考企画

　開幕から三週間、淡々とシーズンが進んでおりまして、個々の試合はともかくとして、中長期的に「これだ」という語るネタがない状況が続いております。

　そんな中で、Numberのネット配信で元ドラゴンズの中里篤史投手の話がやっておりました。

　凄かった時を見ていないのですが、「不運な怪我がなければエースになると信じていた」と思わせるにふさわしいピッチャーだったようです。

　それを見て「これだ！」と思いました。

　涙なくして語れない悲運の投手は数多くいます。そんな涙なくして語れない、「もし○○○なら最強のローテーション」を組んでみようと思います。

　が、まあ、思い付きで始めるにはあまりにも重い企画。

　贔屓チームはともかく、他チームだと「何でコイツなんだ、おまえは全く分かっていないな」という反論が来るかもしれません。

　ということで、さしあたり、こんなメンバーでいかがでしょうという感じで考案してみました。企画一日なので、決まっていないチームもいます。

☆楽天ゴールデンイーグルス

☆千葉ロッテマリーンズ

☆横浜DeNAベイスターズ

　この三チームは本日時点で候補なし。

　イーグルスは歴史自体浅いこともあって、そこまで悲運感がある人が思いつかないんですよね……。今後のんびり探していきます。

☆読売ジャイアンツ

沢村栄治・・・沢村賞とかあるじゃんという話もありますが、やはり大エースが戦死してしまったというのは十分に悲運感があります。

無国籍で艱難辛苦を味わった同時代のスタルヒンも悲運は悲運ですが、投手としての悲運ではなさそうなので除外しました。巨人最大のスキャンダル・湯口事件の当事者湯口敏彦も悲運の投手といえるかもしれません。

☆阪神タイガース

西村一孔・・・タイガースも戦時中の悲運な人が大勢いまして、景浦將はその代表格でしょう。ただ、投手としての成績が目立つ沢村と比較して、景浦は野手のイメージが強いように思います。

ということで、他で探すと実働一年で壊されてしまったこの人でしょうか。スワローズファン的視点だと９２年で壊れたストッパーの田村勤氏も候補になるかなぁとは思います。

☆中日ドラゴンズ

中里篤史・・・まあ、そもそもこの人の記事見て思いついた企画ですので。浅尾拓也コーチも候補ではありますが、この人の場合は短期で潰れたとはいえすごい成績残したかなということで悲運感は薄いです。今中慎二氏も同様。近藤真市氏や森田幸一氏は候補かもしれません。

☆ヤクルトスワローズ

伊藤智仁・・・個人的には岡林洋一氏も悲運感があるのですが、スワローズで悲運の投手となると、あの野村克也氏も「申し訳ない」と言った伊藤智仁になりそうです。多分ツーシーム系があればものすごい成績になったのでしょうね。

☆広島東洋カープ

津田恒美・・・個人としては「この人の実績で野球殿堂入りはちょっとないのでは」という感もありますが、全盛期に脳腫瘍にかかり、帰らぬ人となった経歴は悲運そのものです。

☆福岡ソフトバンクホークス

藤井将雄・・・歴史の長いチームなので酷使されて潰れた投手も多くいそうですが、思いつかなかったので、津田投手に続いて現役中に亡くなった人を、ということで。

☆西武ライオンズ

池永正明・・・現役を続けていれば２００勝以上が十分ありえたのにスキャンダルに巻き込まれて永久追放になったという点では相当悲運度が高いかなと思います。

☆オリックスバファローズ

山口高志・・・ここも歴史あるチームなのでもっと悲運な人もいそうですが、思いついたのは低い身長から剛速球を投げ込んだという山口氏。もちろん現役は全く見ていませんが(汗

☆日本ハムファイターズ

工藤幹夫・・・大ブレークした年の終盤に指を故障。それでもプレーオフまで投げたことで潰れてしまったというあたりは悲運感満載です。

この投手陣で陣容を組むとなると、

先発投手：沢村栄治、池永正明、工藤幹夫、伊藤智仁、西村一孔

中継ぎ陣：藤井将雄、中里篤史、山口高志

クローザー：津田恒美

いや、もう、全員が一番良い時ならシーズン１１０勝くらいしてくれそうな気がします。

伊藤は中継ぎクローザーをやった年もありますので、今後先発が増えればポジションチェンジがありえます。