「まだ勇気が足りない」
◇
「髪のびたね」母に聞かれ私は頷く。長い子が好みだと気になる彼が言っていた。クラスで一番髪の長いあの子の事が好きなのかな。ううん、好みの話だもん。もう少し伸びたら告白しよう。そう思ってたのに、母が美容院の予約をいれちゃった。「いつもの長さで」母を否定出来なくてまた最初からやり直し。
◆
「長い髪が好き」彼女が友達と話してる。そういえば好きなタイプを聞かれたな。流行ってる?好きなタイプを聞くことが。好きな人がセミロングな彼女だとバレたくなくて長い髪が好みだと答えた。数ヶ月後。「伸ばしてるの?」悪友に聞かれ俺は苦笑いを浮かべる。彼女は伸びてた髪をまた元に戻していた。
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