Ⅲ 抵抗

登場人物

(増えます)


テレーズ

モーテルピュイ女大公、カトライア王妃

世間の荒波にもまれ、一皮剥けた。妹のエリザベートを守り、甥であるアンリを王太子にするべく暗躍する。王妃号は母国では返上されているが、嫁ぎ先では返上されていない。荒波がキツすぎて、自嘲癖がでてきた。恋愛が絡むと知能が大幅に下がる欠点がある。


エリザベート

テレーズの十歳年下の末妹、第四王女。無邪気でマイペース、舌足らずな喋り方をする。「頭が弱い」と蔑む者もいるが、テレーズの救い。


アンリ

テレーズの甥。兄である国王の子だが、不義の子と疑惑を立てられ、王太子号を得られていない。


***


ロベール

テレーズの二歳年上の兄。国王。人生絶望街道爆走中。


シャルロット

テレーズの次妹。第二王女。ヴィニュロー公爵夫人。華やかな暮らしが大好き。立っているだけでテレーズの「何か」を煽る。


エルネスト・プレヴェール

テレーズのクラヴサン教師。非常に優雅な外見をしており、控えめで謙虚。国一番の大貴族から原因不明の強烈な嫉妬と殺意を向けられている。


フレデリック・ド・ヴィニュロー

隠居した元ヴィニュロー公爵。もういいぜ!!! 俺は趣味(ロベールやテレーズたちへの推し活)に生きる! といわんばかりに妻や息子から距離を置き、頭を丸めてロベールたちの面倒を見ながら静かに過ごしている。この話唯一のギャグ要員。


カトリーヌ

テレーズの三妹。第三王女。物静かで敬虔で生真面目な性格。


ヴィクトル・ド・グランシーニュ

若いグランシーニュ侯爵。非常に謹厳実直。カトリーヌと婚姻するが……。


アレクサンドル・ド・スリゼー

アニェスの次男。非常に聡明だが変わり者。女装して過ごすこともある。十歳年下のエリザベートと婚約させられるが、抵抗している。同い年のテレーズと双子のように外見がよく似ており、彼女とは「アリー」「テレ」と親しげに呼び合っている。


アニェス・ド・スリゼー

スリゼー女公爵。非常に聡明。息子の命を奪ったマルグリットが死ぬほど嫌い。


***


マルグリット

筆頭王女。レオンの母でテレーズの伯母、フレデリックの妻。息子を恋愛相手のように溺愛する。最愛の息子が国王になるのが人生の目標。息子同様唯我独尊の性格。なぜかテレーズを蛇蝎のごとく憎む。


レオン・ド・ヴィニュロー

ヴィニュロー公爵。国一番の大貴族。王を超えるほどの権勢を持ち、次期国王にほぼ確定している。唯我独尊で華麗な性格。母や周囲の侍女たちからやらしい目線で見られたというトラウマがあり、女性嫌い。なのに好色。


ディートリッヒ

カトライア国王。テレーズより五歳年上の元夫(本人は今も夫だと主張している)。彼が動くと血が流れると言われる。冷たく長身で物静かな性格。亭主元気で留守がいいのであんまり物語には出てこない。

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