ネーム

ひゃく蜂

第1話 青天の霹靂

俺の名はスロフォニガポン

昨日、実家を飛び出し、新居での

一人暮らしが今、始まろうとしている。

実家から持ち出した荷物を家に運び、

足りない家具を揃えるため

翌朝、近所の家具店に自転車で走り出した。

家具店で買いたい物はソファーと長机だ。


ソファーは仕事帰りにだらーんと寝転ぶ用に使い、長机は料理に使う器具や調味料を

置くのに必要だ。

今回は自転車で来たから買った物は家に

送ってもらうように注文して家具店を出た。

家具屋を出ると、朝は晴天で空には

雲一つ見当たらなかったが、

今は昼間なのに太陽の光が入らず、空には

黒い雲が広がっていた。

そして、急いで帰り道を走り出すと空から

ポツンと雨が降り出し、気づいた時には

全身がびしょ濡れになっていた。

合羽を持ってきてなかったから

いっそう急いで帰らねばならぬと走り出す。

その時だった、、、

奥の方から眩しい光が差し込んできた。

その後、ゴロゴロゴロと音が鳴った。

そう、雷鳴だ。

雷鳴が鳴り響いた時、私の周りにいた

鳥が慌ててどこか遠くに飛んでいく。

飛ぶ姿を見送っていると

眩しい光がだんだん強くなってきた。

そして雷鳴の音がゴロゴロからギュルギュルと変化したとき、地面が揺れ動いた。

地面が揺れ動いたとき、私はその場に

いることが怖くなり、目を閉じた。

すると、地面の揺れがすぐに収まった。

その時だった、、、

なにやら真上の雲が、次第に大きくなって

いき、ギュルギュルという音が近づく。

真上の雲を見上げた瞬間、

大きな雷が俺に向かって落ちた。

雷の電気が身体に流れてはすぐに足元が

ふらついて、膝から崩れ落ちた。 


その後の記憶は何も覚えていない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る