2024年 4月 24日 5:00


「ちょ。何するの!」


「疑いが晴れるまで、閉じ込めます。僕たちも死にたくないんですよ。」


 加藤は、牢に閉じ込められた。

 おそらく、実験体となるゾンビを閉じ込めるためのものだろう。

 かなり頑丈で。隙間すらない。


 すべての環境が外部で操作できるものだった。


「食事くらいは渡しますから、大丈夫です。」


 そう、言い放った鈴木は、去っていった。



*+*+*+*



「というわけです。なので、もう大丈夫です。」


 鈴木は、ありのままにすべてを伝えた。


 否、伝えてしまった。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る