詩集「ひととせのラブロ」

緑がふぇ茂りゅ

「鹿の目サイケデリア」

大好きなあの子・と・は

運命の経線で繋がってる

犯罪者・を・掲げたポスター

貼られた電柱空に伸ぶ


シンセサイザの音・と・は

いかなる音も君をあらわす

部屋に響く・は・恋敵の歌

逆さの歌詞で皆殺す


髪を束ねた君は見えない

初めて見た君恋した君しか僕には見えない

見通って君をとらえた姿は

やはり過去に定まって移らぬ鹿の目サイケデリア


夕焼けに課す・こ・と・は

あの子の気持ちを変える事

僕に届け・て・誘いの言葉

聞かず一方通行の愛


重力が示す・こ・と・は

人は人の好意に抗えぬ

君に圧され・て・線になっても

貫き愛そう義務だもの


同性のカフェは芸術体

されども異性と並んだ君にはアンカー

肉に擁さ・れ・眠る貴女よ

どうかしている血の海で


自分で荒らした場から逃げ

すべきせぬべきや善いなど悪いなど悔やみ続けるも

罪に腐・れ・て燃える僕には

当てなき愛の鹿の目サイケデリア

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