第19話

※後半はほぼ性描写なのでご注意を


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



 ハイエルフの奴隷、エレノアを購入した俺達はエレノアの服や装備を揃えた。


「·····ご主人様、私のような奴隷に「うん、分かってる。けどこれから冒険者として一緒に活動するには必要だろ?」ッ!」


「立場は奴隷だが、俺とダイアスにはパーティの仲間として接してもらう。これは命令だ。呼び方もアルスと呼び捨てにしてもらう」


「アルスは本当に変わっているな、普通は奴隷にそんな扱いを求めないぞ?」


 ダイアスの言うことはもっともである。ただ元日本人のアルスには奴隷という存在そのものにどうしても寛容出来ない部分があった。


「よし、装備と服は大体買ったな。日も落ちたし飯にしよう! 言っとくけど床で食うとかダメな、俺達と同じくテーブルで食べるように」


「··········はい、かしこまりました」


「まだ硬いけど、まあそこは慣れてもらうしかないか〜」




 エレノアに先程買った高級な服に着替えさせてレストランにやってきた。


「·····こんな高級なものを私に、」


 エレノアがまたブツブツ言ってるが気にせず食べまくるアルス。


「はぁ、命令だエレノア。 腹がはち切れるほど食べろ」


 一見横暴な命令だが、エレノアにはアルスの気持ちが痛いほど伝わっており、涙を流しながら食べ続けた。



「それでエレノア、お前が奴隷になった経緯を教えて貰えるか?」


 腹を満たしたアルス達は、宿に戻り奴隷商で聞けなかった事を聞いた。


「私はハイエルフの中でも優秀な部類でした、それはもう大事に大事に育てられました。 私はその環境が逆に嫌になり数々の問題を起こしました、親には旅に出る事を了承してもらって里を出ました。 ·····そこからは、私に下心を持って手を出してきた騎士達を、返り討ちにしたら捕まってしまい今に至ります」


「·····その環境が嫌だって気持ちは俺もわかる、一応俺も貴族から冒険者になった身だからな。 まあそういう事なら心配いらないか、··········里に帰りたいって気持ちはあるか?」


「いいえ。いずれ挨拶をするために一度戻りたいとは思いますが、アルスの仲間に慣れたことを幸せに感じていますし離れるつもりはありません。それにアルスといれば面白い事がたくさんありそうですし」


 柔らかく微笑むエレノアは魅力的だ。

 アルスもエレノアを購入した責任者として、仲間として大事に扱うと決めていた。


 その笑顔は反則だろ〜、てか面白そうってダイアスと同じこと言ってるし。なんだかな〜・・・






 ◆ ◆ ◆




 宿に2人を残して俺は1人街を歩いていた。


「そこの爺さん、おすすめの遊女屋はある? 金に糸目はつけない」


 そう言いながら銀貨を数枚渡す。


「ひょっひょっひょ、兄ちゃん本当に金持ちだね〜。この街1番は··········」




 情報通の爺さんに教えてもらった所に行くと、すぐに分かる超高級な建物の前に来た。


 うん、俺も思春期に入ったんだろうな。エレノアの容姿を見てたら反応しちまった・・・前世では程よく経験してきた方だけど、この世界の女性基本的にスペック高いからな〜


 店に入ってすぐ白金貨を出して金持ってるアピール。


 エントランスには癒しを与える女性がガラス張りの向こうに並んでいた。


「あの人をお願いします」


 長身ながら出るとこは出てて、引き締まっている体でクール系美人を選んだアルスは、個室へ一緒に入っていった。




「こういうお店に来るにはまだ若いんじゃない?来てもらったからにはしっかり相手するけど。私の名前はサシャよ。··········あら、もう準備万端ね」


 部屋に入って世間話をしようとしたサシャだが、既に戦闘態勢に入ったアルスを見て微笑む。


「ッ!! すごく大きいわね·····これは期待しちゃうわ」



 普通は奉仕される側だが、1時間半たっぷりいじめ抜いた。


「はぁ、はぁ、はぁ、すごく良かったわ。大きいし連続でできるし、久しぶりに疲れたかも。私ばっかりいい思いしてた気がするけど·····」


「··········ふぅーー、サシャは普段は攻めが多いと思ってな、いい反応を見させてもらったよ」


「うっ、アルスは意地悪なのね」


 この後延長してもう2回戦した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る