こうやってラス目線で見ることができて、ラスのことがわかりました。
彼も、苦悩していたんですね。
世界を平和に。
ゾーニャを幸せに。
願うことは、それだけだったのに……。
作者からの返信
そうですね。
彼が置かれた状況は、誰に相談することもできない孤独なものでした。
自分がやっていることが、倫理的に赦されないことだと分かってはいる。
けど世界を変える力を持つ自分が、このままに何もせずにいることは逆に、倫理的に赦されるのか?
実行したとして上手くいくのかどうかも、世界の誰もやったことがないことだから、それが正解か間違いかも前例がないからわからない。
失敗すれば人類史上の最悪人。成功してもおそらくそう呼ばれる。
それを全て一人で背負わねばなりませんでした。
コメントありがとうございます。
>もし、二度目の人生があったとしても、もう一度、ゾーニャに会いたい。
>ゾーニャが世界のどこに居たって、必ず探し出して、会いに行く。
>会って、その時はきっと──だから、お願いだ
ここの部分。
実話なのか、それともハレヤへ向けたメッセージ(今のロジオンの気持ち)なのか、どちらなのだろうと想像してしまいました。ハレヤが映画を見ることまで見越して、もしかしたら本人だけにわかるような形で入れておいたのかもしれない……と。
ハレヤはこの映画を見て、今何を考えているのだろう。
彼女の罪の炎は消えるのだろうか。
作者からの返信
そこに目がいくとは!
はい。
ハレヤの手紙にはこの台詞は書いてませんでしたし、ロジオンが見た夢でもここは言ってませんでした。
そして、この台詞の直前のモノローグは
>彼女を勇気づけるために、こう言いたかったんだ。
と、あるように、彼が『言いたいこと』だったわけですね。
つまり、この台詞は世界を席巻した映画を使った、彼からの2度目のプロポーズです。
『ありのままのあなたを愛する』という。
ハレヤが見てくれることを信じて、彼はこの台詞を脚本にいれました。
鋭いコメントありがとうございます。
ラス目線の映画、とてもよかったです!
最後にどうなるのか!?
作者からの返信
お気に召していただけて嬉しいです。
作者の我が儘がいっぱい詰まった部分なだけになおさら。
ありがとうございます。