第5話 児童小説ネタ

 今回は、近々公募が始まるであろう【つばさ文庫】への応募ネタについて、現時点で考えている案を書いていこうと思います。

 書いている方が頭の中を整理出来ていいんですよね。

 コメントの方にご意見頂けたら大変助かります!

 (💖ᴗ͈ˬᴗ͈)ペコリ。:.゚ஐ⋆*


 まずは、昨年【青い鳥文庫】へ、うちの『幽霊横丁へいらっしゃい』を応募して落選したので、そこから色々と反省点&改善案を探っていきます!


 まあ、タイトルからして分かると思いますが、題材というか雰囲気が古いですよね。

 昭和です。

 ……ええ、昭和生まれですよ!(笑)

 言い訳すると、この案を考えたのが、かなり昔で、流行りなんて考えず、ただ形にしたくて書いたような作品でした。

 それに、真新しさは一切感じないですよね。

 どこかで聞いたようなタイトルに設定だし。

 とにかく今までにない真新しさと、流行りを取り入れなくてはいけません。


 テーマも重いです。

 生と死、ですから。

 一応コミカルな内容も取り入れているし、生と死の違いが分からない危うい少女あかりが、幽霊たちと出会い、彼らの苦しみと後悔を聞くことで、生へと向かう希望のある終わり方にしているところは、個人的に満足のいく仕上がりにはなっています。

 それでも、児童小説とするには、重い。重すぎます。

 何せ、死んだ母親の霊を探すところから始まるんですから。

 最近の児童小説を読んでみても、とにかく内容が明るくて軽いですよね。


 つばさ文庫に受賞した某作品を拝見しましたが、文章も内容もライトですね!

 WEB小説に近いと思います。


 それなのに、私の書いた文章といったら、堅くて情景描写が多い。

 これ、一般文芸として書けば良かったんでしょうけど、主人公が4歳の幼女なので、悩んだ末に児童小説にしました。

 所々、あかりの父親視点も取り入れているので、一般文芸に転向させるのも、ありかもしれません。

 二人の視点で、物語を別方向から書く手法を試してみたくて書いたのもあります。

 でも、それもあってか、対象年齢がアバウトすぎる。

 児童小説を書くなら、対象年齢は、小学生くらいを目安にしなければいけません。


 これらのことを踏まえて、次回の児童小説応募作品に、幾つか案を考えてみました。


①「おばあちゃんの十か条」(主人公♂)

 ……なんか、やっぱりテイストが古いな。

 内容は、同級生の好きな女の子の身体に、死んだおばあちゃんの零が乗り移ってしまい、おばあちゃんを成仏させるため、おばあちゃんが死ぬまでにやりたかった十の項目をこなしていくストーリーです。

 おばあちゃんは、戦時中を経験しているので、ろくに学校へ通えなかった。そのため、おばあちゃんの青春(?)時代をもう一度……というのが表面上の主題で、そのおばあちゃんの想いを通して、学校の楽しさ、大切さを改めて主人公が学ぶ、というのが裏の主題になっています。

 外見は、小学生の女の子、中身はおばあちゃん、というギャップからコミカルな会話はいけるかなと。

 でも、やっぱりこの手の話は、インパクトに欠けますかね?💦


②「学校でダンジョン攻略!」(主人公♂♀)

 学校内にある扉の幾つかが異世界ダンジョンへと繋がって、それを小学生たちが攻略して扉を閉じてゆくというストーリー。

 私の中で、最新の流行りと言えば「異世界ダンジョン」くらいしか思い浮かばなかった!( ノД`)

 ①もそうですが、ミッションをクリアしていく系は、子供に人気があるかなーという狙いもあります。

 例えば、理科室なら科学に関連するミッションダンジョンを……と、色々考えるのも楽しそうではありますが、それはそれで大変かも💦

 しかも、これを5~6万文字以内で書ききれる自信がない(笑)。


③「こども王国」(主人公♂♀)

 これは、キッ〇ニアへ行って、思い付いたネタです。

 子供たちが警察官や消防士、お店屋さん、研究者などなどのお仕事をしている、あの独特の世界を目の当たりにして、ちょっと怖いような不気味な感覚を覚えました。

 子供たちだけで生活している世界。大人がいない世界。

 倫理観とかどうなるんだろう、と考えるとちょっとぞっとします。

 表面上は、テーマパークのような楽しさを表現しつつ、ちょっと怖くも感じるような、子供の視点での世界を描くのも面白いかなぁと。

 でも、ストーリーをどこへ持っていくか、結末に悩むのと、やっぱり誰かが考えてそうなアイデアですよね~💦


④「ぼくたち宇宙探検隊!」(主人公♂♀)

 昔、宇宙を冒険する少年少女たちの物語を書いていたので、それを元ネタにしようかな~と。

 書店で、つばさ文庫を眺めていて、宇宙を冒険するものって少ないかなぁ~と感じたので。需要がないだけ?💦

 ただ、これも中編小説として書くには規模が大きくなってしまいそうな……。

 宇宙人もいる宇宙学園を舞台にした物語とか、どうでしょうか?

 主人公は、宇宙人!

 これは、結構、インパクトがあるんじゃないかしら?

 でも……宇宙人の田中くんっていう漫画があったような……。


⑤「夢王国の秘密」(主人公♂♀)

 五人の小学生男女の心の悩みを夢世界で具現化する、という内容です。

 夢世界が舞台なので、ファンタジー要素も入れる予定です。

 五人の物語なら、全部で五章、中編小説としては書けそうですが、あまり男の子にはウケそうにないなぁと。かなりシリアスよりになりますし。

 それに、なんだか「かがみの孤城」っぽくて、真新しさに欠けるかなぁ。


⑥「野球やろうぜ!」(主人公♂?)

 タイトルのとおり、主人公が野球をするメンバーを集めて野球チームを作るというストーリーです。

 野球チームを作るには、最低でも九人は必要ですよね。

 まぁ、それくらいなら中編小説でも書けそうです。

 ちょっと個人的に想うところもあって、最近下火になりつつある野球少年を増やしたい(笑)。

 ただ、これだと女の子に興味を持ってもらえないだろうなぁ。

 まぁ、女の子も少年野球できるんですけどね。

 いっそ主人公を女の子にするか?!


⑦「無人島でサバイバル」(主人公♂♀)

 これは、あるあるですよねー。

 児童文庫を見ていても、サバイバルものって、既にシリーズが幾つもある。

 ただ、うちの長男ちゃんが、私が小説を書いているのを見て、自分も小説を書きたい!と言い出して、出したアイデアが「無人島でサバイバル」だったんです。

 つまり、男の子が好きなのは、やっぱりサバイバル!

 私もサバイバルものは大好きです。

 なので、これをどうにかオリジナル性を出して中編として書ければ、男女関係なく面白いものが書けそうではありますが……。

 ちょっと考えたのは、支援級クラスの子供たちだけを集めたサバイバル。

 このへんは、かなりデリケートな話にもなりそうなので、微妙なところですが、うまく書ければ、コミカルにも感動ものにも出来そうではあります。

 実は、うちの次男ちゃんは、一部支援級を利用していることもありまして、個人的に想うところがあるのです。

 あとは、恐竜時代にタイムスリップしちゃう系ですかね。

 男の子は、恐竜が大好きです!

 でも、これもあるあるだよなぁ~💦


⑧アメコミ的なヒーローもの(主人公♂♀)

 うちの次男ちゃんは、困った人たちを救うヒーローものが大好きです。

 なので、異能に目覚めた小学生たちが困った人たちを救う話……アメリカのアニメでは、あるあるなんですが、日本の児童小説ではどうでしょうか?

 あまり見ない気が……💦

 その代わり、対象年齢が低くなりそうですかね。



 ……とまぁ、今のところは、こんなところでしょうか。

 これらのどれかを使うか、ミックスするか、もしくは全く別作品でチャレンジするか(笑)、まだ分かりませんが、だいぶ整理はできたかなと。

 うーん……こうして並べてみてみても、私のアイデアって、どこか古めかしい。

 新しい用語を作るくらいの新鮮さと、わかりやすくて明るいテーマ性が必要ですよね。


 あの小学生たち特有の世界観。

 親や大人に隠れて何かをするドキドキ感。

 秘密基地をつくるようなワクワク感。

 「ズッコケ三人組」「ぼくらの七日間戦争」「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」……あんな楽しい作品を書けたらなぁ(駐在さんの話は小学生じゃないけれど💦)。


 亡くなられた宗田理先生のお言葉で……


「今年は、例年と比べても小粒な作品が多かったように思う。女の子の心理を丁寧に描写した小説も良いのだが、そればかりでは、角川つばさ文庫の読者層は広がらない。女の子だけでなく、普段少年マンガを読んでいるような男の子を振り向かせるくらいの、ハラハラドキドキするスケールの大きな応募作を待っている。」


 ……というのが【つばさ文庫】のHPに掲載されておりまして、どうしても男の子を振り向かせるドキドキハラハラするスケールの大きな作品を書きたい!


 ですが、私の性別は、女! こればかりは変えられない💦

 少年漫画もそれなりに読んではきたけれども……やっぱり男性目線でのご意見もお聞きしたい!


 長くなりましたが、もし何かご意見を頂けるようでしたら、コメントに書いて頂けると大変嬉しいです!

 (*ᴗˬᴗ)♡


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