夢の在処
Akikan(仮)
プロローグ
穏やかな潮風と静かな海面を前にスケッチブックをぱらぱらめくる。
どこか懐かしいアコースティックギターの音色が、漣と交じって遠くから聴こえる……。
今度は車輪がくるくる回る音も聞こえた。
立ち上がって砂を払い、振り返るとそこは……金属破片ばかりの残骸都市だった。
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