思春期の悔恨~糞を垂れる美少女をのぞいた代償~

44年の童貞地獄

第1話 中学生で時間が止まったニート青年

高木泰助は今年26歳になった。


しかし、その年齢になっても働いたことがないし、学校に通っているわけでもない。

それは中学校三年生の一学期に登校拒否になってから始まり、それ以来ずっと実家で11年間も無為に過ごし続けてきたニートだ。

よって、心は中学校三年生の時点で止まっている。


登校拒否になったきっかけはクラスのある女子生徒が関係していた。

その生徒の名は船津円香、高木が中学に通っていた時ずっと片思いだった少女だ。


これまでの11年間、円香のことを忘れたことは一日もない。


学校に行かなくなってしまったのはその円香が原因なのだが、高木は彼女を恨んでいない。

むしろ、悪いことをしてしまったのは自分だと今でも思っている。


そしてその悪いことをしてしまったことを悔やみ続け、あの時あんなことをしでかす前に戻りたいと思い続けてきた。

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