主人公の『僕』になっていく

主人公になりきって、『僕』の期待と焦りを体感できます。『彼女』は会食恐怖症の一種なのか、人前では飲み込めないオレンジジュースを『僕』だけの為に飲んで見せてくれます。秘密を共有して『僕』はますます『彼女』へ焦がれてしまいます。
私は『僕』になりきって『彼女』に最後まで味わって貰いたいと思いながら読み終えました。もう一回読み返してプルプルしたいと思います。