第46話 公認魔法師認定試験1

第46話 公認魔法師認定試験1


?『今年は、多いな…』

試験官『認定官審査長ジュベール・バルバトス様…今年は、特別入門者様を含めてもたったの7人ですよ』

ジュベール『いや…7人は、今までの長い歴史の中でも類を見ないよ…』

ジュベール『今年は、良い年になるのかな…』


ジュベール『今年は魔導協会も、忙しくてね何でも…冒険者が何者かに殺される事態も広がっている』

ジュベール『他の大陸では、新たな魔王が誕生したと聞き…協会も警戒を続けるしか無くなった。』

ジュベール『こんな年に、7人もの逸材が集まっている』

試験官『ジュベール様…』


ジュベール『今年はすぐには、終わりそうに無いね』

ジュベール『私達が直接審査しよう』

試験官『事例が有りませんね…ライル会長には、許可をお取りでおられますか?』

ジュベール『取ってなくてもライル会長なら、ご理解されるでしょう…』

ジュベール『なんたってあの方は…』

ジュベール『一級魔導学園を飛び級し僅か15才で魔導将軍に就任』

ジュベール『そして翌年には、魔導将軍で初となる「十二聖輪(じゅうにせいわ)」の称号を授与される活躍を残す…』

ジュベール『17才で、歴代最年少の魔導協会会長となりその後、魔法の可能性を解明し続け誰も解読出来なかった。』

ジュベール『応用術を解明し歴史初の応用術を、極みに至った。』

ジュベール『これまで、魔法と属性は単体で発動するのが当たり前だった。』

ジュベール『だが…ライル会長の発明した「属性融合」と「属性複合」によって魔法の確信に大きく影響した。』

ジュベール『2つ以上の属性を、一度に扱う事が可能になり2つ以上の属性を組み合わせ他者の耐性を破る事が可能になる』

ジュベール『瞬間魔法もライル会長が編み出した術だ。』

ジュベール『会長のやり遂げた魔法への貢献は、ここでは挙げきれない程ある』

ジュベール『そんなライル会長が、特別と仰っている2人が居る…さてどんな子達か…』


試験官『オスマーズから5名…3年生のユリウス・デュゼリオン、アゼール・クラジール、ランザリオ・ウェングレイの3名その内…ユリウス様とアゼール様は貴族になります。ランザリオ様は、平民出身のようですね。』

試験官『そして…特別入門者から、ヴァラメンスの第三王女シェルピー様と同じくヴァラメンスのとある田舎出身であるパメラ様の5名になります。』

試験官『アストラルからは、1名来られるようです。名は、ピオリネス・ポラリス・アクアール様、貴族出身であり入門当初から成績が首位筆頭のようです。』

試験官『セルスピアからも、1名…平民出身であるロル・アートサイン様になります。』


ジュベール『今回は、私が直接審査する』

ジュベール『他の魔法師も、招待する…』


試験官『事前に決めてある試験内容の方は…』

ジュベール『全て白紙で…私が作り替える』

試験官『ジュベールさんが…あの時以来か…』

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