読まれることのない手紙 二十四通目

ずっと忘れてはならない

素直だった君を

美しかった君を

優しかった君を

そして君を傷つけ、わがままを通した僕を


あの痛みを忘れられるわけがない

忘れられないのなら

この痛みと共に生きよう

そう思ってきた・・・


君のこと、あの頃のことを思い出すと今も胸が痛い

でも、以前のような鋭い痛みではなく

どこか遠くで僕の心のドアをたたくような

鈍い痛みに変わってしまった


Haruka、君は僕をもう充分憎んだかな?

もう忘れてくれたかな?


・・・

僕はもう、

あのときの僕を許してもいいのかな?


to Haruka from Shinobu

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