チューブラーベルズの庭様、コメントありがとうございます。
『めっちゃ好みの話』と言っていただけて感謝感激です！
　あまり説明しすぎると怖さが半減すると思って、タイムスリップに関しては最後のお巡りさんのセリフで示唆するだけに留めたので、読者の方々にうまく伝わるかどうか少し心配でしたが、その点まずは大丈夫だったようで安心しました。

　例えば神隠しに遭っている最中に過去の人間と出会うとか、神隠しから数年後に戻ってきた子供が当時の姿のままだったとか。そんな感じの「神隠し=タイムスリップ」みたいな話は、いくつかの創作物で見た覚えがあります。
　行方不明という言い方でなく「神隠し」という表現にすると、「神」の文字が含まれている分、神秘性も感じられて（神様ならば何でもアリと思えて）そういうタイムスリップの概念も受け入れやすくなるのかもしれません。
　自分自身が昭和平成令和の三つの時代を生きてきたことを活かして、今回はタイムスリップを示す意味で元号を利用してみましたが……。なるほど、現代の我々が神隠しで未来の元号までタイムスリップする可能性も考えると、本当に「神隠し=タイムスリップ」説は色々と想像が広がりますね。