ドームハウスの仮設住宅で新生活スタート!

しゃあっ(大日本帝国ゴーレム艦隊連載中)

第1話出木杉くん被災地の人達を心配する。

正月に起きた能登半島沖の大地震。


東京にいる出木杉くんも被災地の皆さんを心配しています。


その時、テレビに奇妙な建物が映りました。丸くてドーム型の仮設住宅が

建設されているようです。


『あれはなんなんだろう?』


家庭教師のゴレくんが答えます。

『あれは省エネ住宅のドームハウスって言うんだよ。

特殊加工した発泡ポリスチレンを蒸気で凝縮して接着して建設するから、

仮設住宅規模の住宅なら、あっという間に建設する事ができるんだ。

それに隣の県の石川県の企業の製品だから、被災地の企業の応援にもなるだろうね。』


『へえ。そんな省エネ住宅があるんだ。』


『僕たちが住んでいる家の断熱材も発泡ポリスチレンなんだよ。

この家が夏は涼しくて冬は暖かいのは

断熱材が優秀だからさ。

それに耐震性は圧倒的に優れてる。

なんせ軽いからね。

普通の家とは比べ物にならないくらい

耐震性が凄いし台風にも強いんだ。』


『そういえば、前に東日本大震災の仮設住宅に住んでいる人が夏は暑いし、

冬は寒いし、仮設住宅の生活は厳しいと言っていたような気がするんだけど。』


『そんな仮設住宅でもいい値段で建設されているんだよ。

ドームハウスに比べたらゴミのような

旧式住宅なのにね。

ドームハウスなら冬は暖かく、夏は涼しいからね。

YouTubeにドームハウスに住んでいる人が住み心地を言っているよ。』


『へえ〜YouTubeのこの人のドームのてっぺんは透明なんだ。日中は凄く明るいし、夏は涼しいし、冬は暖かいし、大きい家なのにクーラーは1つで

家全体が涼しくなるって凄い省エネだね!』


『家の敷地があればドームハウスを通路で連結して増築する事も可能だからね。新しい家の方は水まわりとか作らなくていいなら値段も安く建造できるよ。

2つのドームを1つのクーラーで冷やす事もできるかもしれないね。』


『それにドームハウスは豪雪地帯の石川県の企業の創り出した家だからね。

雪に強いんだ。

これから家を建設する人はドームハウスも検討して貰いたいね。

建築されてから数十年後でもドームハウスなら劣化は少ないからね。

比べものにならないくらい、維持管理のコストが安いんだ。』


『そんなに違うの?』


『鉄筋ではなく竹を使ったコンクリート製の明治時代のビルだけど、強度を調べたら100年以上使えるビルだと判明したんだ。水が染み込んだらサビて膨張してコンクリートを壊す鉄筋コンクリートよりも竹筋コンクリートの方が

優れてるってわけ。

ドームハウスも素材の発泡ポリスチレン自体が圧倒的に優れているから、

遥かに長持ちする住宅である事は確かだよ。

ドームハウスは100年後も無事な姿で

そのまま立っているかもしれないね。』


『どうせ仮設住宅を建てるのなら、

全部をドームハウスにすれば良いのにね。』


『住み心地が良すぎてそのまま住み続けられたら困るかもしれないけどね。』

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