奴隷扱いのポーター職 職業の真相に気付き ポイントタッチで強くなる

かんがる

第1話 奴隷職

職業【ポーター】荷運び


職業特典は重いものを運べる

普通より5倍の容量を確保できる

それだけとされていた!


デメリットが通常よりお腹が減る

1.3倍から2倍の食事が必要


生活がかかった貧しい農家では

【農民職】以下の扱いをされて

捨てられるのも多くない


貴族でも生まれ判別した瞬間に

未来がないと嘆き

面子のためにその場で処理

闇に葬られることも少なくもない


奴隷としてもデメリット

腹減りから人気がない!


難民や浮浪者

生きるために犯罪者になるものも

少なくはない!

いない方が良い世の中の害虫扱い

するものも少なくはない


その中でもまだ希望を持った

運の良い若者の話である



アレンは思う

中流家庭で10歳まででも

面倒を見てもらえただけ幸運か


10歳で手切金を渡されて家を追い出された

銅貨30枚だいたい3000円ぐらいの価値か

1日銅貨5枚で食事するとしても

6日分の食料しかない


幸い大きな街だから見なりさえ

まともなら商店で雇ってもらえるか


だが「奴隷職はお断り」犯罪者予備軍扱い


困り果てていたところ広場で

「あなたはポーターさんかい?」

商人さんが声をかけてくる

「隣町までの荷運びの同行を依頼したい!」


「是非喜んで!」


「腹が減っては力が出ないでしょう!」

飯を奢ってくれて善意の塊のような人


成功報酬で銀貨二枚約2万円を約束

まあこんな上手い話があるわけがない!


仕事の後に次の街で口封じに仲間と

殺して捨てるだけなのだが


出発の次の日、護衛数名と商人と

アレンは運悪く(運良く)

魔物の襲撃に遭う


魔物はコボルト

人形の頭部が犬の化け物

5匹程度本来なら容易く倒せるのだが

BOSSのコボルトリーダーがいた!


戦闘中、商人とアレンは隠れていたが

商人は敵の伏兵別動隊に殺され


雇った傭兵はコボルトを追い払ったが

傷を元に出血多量で死亡


アレンは身元になる傭兵冒険者のタグを回収

アンデットになられても困るので

死体を集めて旅道具を漁り

火をつけれるもので

火をつけて火葬


「魂よ安らかに」


殺人やお尋ね者にされても困るので

商人さんの証明も手に入れて

次の街に説明に行く


大袋を用意して傭兵の武器やお金

商人の品物を集めて移動

死人さんがお金を持っていてもね

無駄だろうしありがたく頂くか


そして品物は届け先に届けるか


金貨はないが銀貨が20枚は集まり

銀貨10枚=金貨1で

金貨2枚分、約20万円

当面の資金に助かることになる


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