第6話「謎の依頼篇06 モアの居ぬ間に」

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「はぃ。」

 ヴォン・ジュ〜!私くしぃ、シルヴィ・シャルトルですゎ。叔母様を呼んで。

「お待ち下さい。」

「…シャルトル…?どなただったかしら?」 

ーーぽかんとした顔でこちらを観てる。

 ゃだわ、叔母様 。

3年前、ラビュタン国のデモンド様のモノになったシルビィですゎ。

お祝いに来ていただいて、お話しましたでしょう? 

この度、父が亡くなってュグド国に帰って来ましたの。

叔母様達だけお送式に来ていただけなかったので、私くしぃ…心配でぇ…。

ーー嘘。

*:*

手を取ってぎゅっと握り唇に当てて眼を魅つめる。

女は思い出したのか様に話始める。

「…ぁあシルビィさんね!お久しぶり!」

 叔父様もお元気でよかったわぁ。

お姿をみかけないので、皆さん心配されてましたょ?

ーーこれも嘘。

*:*

手を取って、ひと撫…首を傾げ眼を魅つめる。

「…!シルヴィ。久しぶりだねぇ。ラビュタン国からクゥリァナは何も不便はなかったかな?」

 もちろんですゎ!いろんな景色を見て、いろんろ買い物もしましたのょ。

ーー操り人形の出来上がり。

 それでね、叔母様。ュグド国にいる間泊めていただきたいのぉ。

「ええ、構いませんわよ!お好きなだけ泊まって!」

ー1 mui

「シルヴィさん、お外でゴゥディしましょう!」

 あら?叔父様は?

「お友達とお話があるんですって。

それに夜も、別のお友達と夕食会ですって。」

 じゃあ、夕食は叔母様と2人っきりねぇ!

ぅふふふ。シルビィ…楽しみだわぁ!

「そうね…。」


 叔母様ぁ!もっとお呑みになってぇ。

「駄目よぉお、シルビィさん。もう呑めないわ。これ以上酔うと寝る前にアノ人と話せなくなって…しまうもの…。」

ーー操り人形のはずが逆らった? 

 じゃあ、シルビィが呑ませてあげましょうか?

「んっんふ、んぅ…。」

 ねぇ?まだ呑めるでしょ? 

「そ、そうね…。もっと呑むわ!!オ、ホホホ!」

>>ぐびぐびぐびっ

 さぁ、叔母様。シルビィを魅て。 

「シル…ビィ…。」

>>こてん

 くすっ…叔母様良い夢を…。


ーー見るからに怪しい。

1人、2人、3人…ぞろぞろ。

何故か集まってくるな、と思ったら灯りは1つだけ。

小声で何か話し合ってる。 

話声をかき消す為にヴァイオリンが演奏されている。

普通の人間よりは聴こえるはず…何を話してるかなぁ?

「リュクス様……で……なのでしょう?」

「そして……が……本当ですか?」

「ああ、……は……だ。」

ーー明日は、少し近づいてみるか。


ー2 mui

「シルヴィさん、今日も2人で夕食ょ……アノ人はまたお友達が来てるんですって、ハァ…。ぁ、コレとてもヴェルでしょう?」

 ええ。素敵ね!色もいいし、滑らかなこの手触りも素敵だわぁ!

 シルヴィ、気に入っちゃったぁ!


「毎日、毎日いったい何を話してるのかしら?」

 そうねぇ…きっと難しい話ょ。それより呑みましょ?

叔母様にはシルビィがいるゎ!

「そうねぇ、シルビィが居てくれるから寂しくないわ…。」

 …叔母様、どうしたの?楽しくない?

「アノ人何故、よそ見をするのかしら?」

 何故かしらねぇ?

「わたくしだけを見てくれたらいいのに…。何故、そうしてくれないの…。」

 ぅふふふ。酔ってる叔母様可愛いぃ。

「んっんぅ…。んっ。」

 どうしたの?叔母様?

「駄目っ駄目よっ。シルビィ…!」

ーー今夜も逆らうのか。

 どうしてぇ?叔母様は気持ち良くなっちゃ、いけないのぉ?

「ぁっ!あぁっ!…確かに…気持ちいいわ…チガッ!とにかく駄目なの!!」

 そうなの?残念だわぁ。叔母様といっぱいしたかったのにぃ…。

「…ハァア、明日もアノ人お友達が来るのかしら?」

 その時はシルヴィがいるわ!ね?叔母様、シルヴィを魅て。

ーーさぁ、眼を魅ろ。

*:*

「ォホホ、そうね。シルビィ…がぃて…くれ…る…。」

>>こてん


「せっかくラィルのオルフェスタを遣って、デマレ・ノゥジェルドを消したのに、オフェルニゥムがロヮイェになってしまいましたわ!」

「ラィルは、もう利用できない…どうしたものか。」

「皆さん、心配いりません。我が「obuscurité」オヴォスキュリィティが問題の解決に取り組んでおります。

「おぉ、素晴らしい!」

「我ら、「areiance des ombress 」 オムヴァリズ・アリョンス!「「「ミカィル様にコノ思い届くまで!」」」

ーー黒の力を遣っているから、その思いは…ミカィルとやらに届かない。人間は、愚かで滑稽…呆れるくらいに。

マルクスの両親の暗殺にマクベスの父親が関わっているとは…。

でも、今回はマルクスに掛けられたかも知れない呪いを探す仕事…関連してそうだけど…。

まぁ、いいや。

今夜はよく聴こえたけど、灯りを向けらたら…隠れられる所が少ない。


ー3mui

 叔母様、今日は私くしこのお部屋でゆっくりしたいわぁ。

まぁ!このお部屋には、これがあるのね!

 叔母様に弾いて差し上げるゎ!

「…シルヴィ、とても上手だわぁ。うっとりしちゃうミュウジィアだわぁ…!

  今夜の夕食、叔父様は?

「今夜も2人よ…ハァ。」

 そうなの。じゃあ、2人で楽んじゃいましょ!


 叔母様、魅て魅てぇ。

「ヴェルよぉ!シルビィ!」

 さぁ、叔母様も。

ォホホ、どぉう?

 素敵よ、叔母様も。ねぇ…。

「ぁ…んぅ…んっ。んん。んぁっ。あっぁっあッ。」

 身体は正直ねぇ、叔母様?

「あぁっぁあん!ぁぁは、んんっあぁ!」

 叔母様、ここが好きなの?

「あぁ…ぁあっ…シ、シルビィぃぃぃ…。」

 なぁに?叔母様?

「あぁッ!ぁっ!も!駄目ぇっあぁっ!」 

 んふふふっ!じゃあ、シルビィが連れてってあ・げ・る。さぁ、目を魅て…。

「あぁっあっあぁッあッあッあぁッぁぁぁ……。」

ーー始めからこうすればよかった…。

*:*

さぁ、どこにィくかな?

堕ちてィけ堕ちてィけ。

どんどん堕ちてィけ。

ィきつく先はどこかな?

堕ちた先はどこかな?


「贈り物に問題はないか?」

「もちろんです。リュクス様…。どんどんやつれていってロヮイエは務まらないでしょう!

そうなれば、ァジェント・アレクシィジェルマン様がロヮイエです。

「おぉ!素晴らしい!!我らの心、ミカィル様に届く時!」

ーーここまで、監視してたけどほぼ確定。

後は、呪いの処理だけだけど…?  

呪いを見つけるのは、向こうの仕事かな。


!?

ハッ⁈

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