緑の野 自然のりんご飴

緑の野 自然のりんご飴


野原にて


「はぁ~、どうしよう。」


「どうしたんですか?」


「ぅわ、びっくりした。」


「あ、すみません。驚かすつもりは、なかったんですけど。もしよかったら、りんご飴どうぞ。」


「いいんですか?じゃあ、一つもらいます。珍しいですね。こんな、カラフルなりんご飴。」


「そうですね。どれにしますか。りんご飴の色。」


「どれがいいと思います?」


「そうですね。これかな。この淡い緑。貴方みたいですし。」 


「淡い緑ですか。私が好きな色です。」


「そうなんですか。良かったです。新しく作っといて。」


「え?」


「実は、前に来たお客さんが、淡い緑と、着色アレルギーでも食べれる、りんご飴を作ってほしいって、リクエストしてくれたので。」


「そうだったんですね。まるで、私達家族みたい。」


「どういう意味ですか?」


「実は、私の子供は、着色アレルギーなんですよ。」


「そうなんですか。すごい偶然ですね。」


「そうですね。何か、貴方と話しているだけで、悩みが、吹っ飛んで、元気になりました。ありがとうございました。」


「あの、もし、アレルギーでも食べられるのができたら、教えてください。」


「わかりました。新年には、できるので、もしよかったら来てください。えっと、新年は、朝から、〇〇神社で、屋台出してますから。」


「了解です。」

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