　２０２４年パリオリンピック開催ということで、少し前に東京オリンピックの喧噪があったわけで何とも月日が経つのは早いものだと痛感させられます。

　その東京オリンピック。

　開催前には色々問題がありました。新型コロナの問題もありましたので、開催自体の是非に加えて、「何でこの暑い時期にやるのか」というような批判もあったように思います。

　１９６４年の東京オリンピックは１０月開催だったわけで、「１０月でいいじゃないか」というような話は見ましたけれど、そういうわけにもいかないんですよね(^^;)

　というのも、アメリカのスポーツカレンダーを見ていきますと。

　９月からＮＦＬが始まります。ＮＦＬは４か月しかやらないので片時も目が離せません。

　１０月はＮＦＬの前半戦であり、カレッジフットボールも始まります。チームが波に乗るのか、沈むのか重要です。あとＭＬＢのプレーオフからワールドシリーズがあります。おまけにＮＢＡとＮＨＬが開幕します。

　１１月はＮＦＬとカレッジフットボールの中盤です。ほとんどのチームにとって重要な試合が続きます。

　１２月はＮＦＬとカレッジフットボールの終盤戦です。プレーオフがかかっているチームは一瞬も目を離せません。あと、ＭＬＳ（メジャーリーグサッカー）のプレーオフをやっています。

　１月はＮＦＬはプレーオフ、カレッジフットボールもプレーオフです。

　２月はスーパーボウルがあります。全米最強のスポーツイベントですね。

　３月に入るとマーチ・マッドネスと呼ばれるカレッジバスケがやってきます。ついでにＭＬＢも開幕しております。

　４月、５月、６月にかけてＮＢＡとＮＨＬがプレーオフをやっています。

　６月から７月にかけて、アメリカ人が好きな陸上の大会がやっております。

　ということで、７月下旬から８月にかけてならＭＬＢ（とＭＬＳ）のシーズンしかやってないし、まあ許せるって感じなんですよね。

　で、スポンサーほとんどアメリカだし。

　以上から、８月以外にオリンピックをやるなんて許せないことになるわけです。

　オリンピックなんていうものは色々なものを見ているアメリカ人（ではないけど私もある程度そんな感じ）にとっては、単独では誰も見ないような種目を抱き合わせでやって何とか見させるものに過ぎないわけで、「文句があるならやらなくていいんじゃね？」くらいに開き直られる可能性があるわけですね。

　それならアメリカを排除してやればいいじゃんとなりますが、オリンピックがないと生きていけない競技にとってそうもならないので、ということになるわけです。

　東京オリンピックに関して言っても、現在進行中の汚職裁判を見ても競技に届くお金はあんまりないわけで、あえて時期を動かすほどの必要性はないんじゃないかということになりますよね(嫌味)

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