第19話


過去編


「辞めて!!」


優は必死だった。目の前の少女を助けることに


ボロボロだった。タバコのこげた跡をつからされて全身が熱かった。


それでもそれを気にしない、それよりも少女を守ることで必死だった。


優は何度も手を伸ばした。


怯えながらも、もしかすると殺されるかもと思っていながらも逃げなかった。


「優、いいよ。」


「そうだ!!どけ!!おめぇは関係ないんだよ!」


「あるよ!!あるよ!!友達だから!!ある!!」


「ゆう」


「ねぇよ!!」


「ある!!」


優は必死に守った。とっくに警察も呼んでいた。優は耐えた。少女を守る溜に、暴力を振られても、熱い目にあっても優は耐え続けたのだ。




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