【1章完結】オッサン、3人のギャルに『シェア』される!?〜元気いっぱいな美人ギャルに懐かれた平凡サラリーマン、ギャルづくしな毎日が始まってしまう〜
第18話 巨乳ギャルはオジさんとガチのデートがしたい(前編)
第18話 巨乳ギャルはオジさんとガチのデートがしたい(前編)
会社帰り。自宅のある最寄り駅のホームへ降り立ったころには、すでに18時を回っていた。
「遅刻だな……急がないと」
歩調が自然と早くなる。
待ち合わせに遅れても構わないとは言われているが、あまり女性を待たせたくない。
言っておくが、少しでも早く巨乳ギャルに会いたいから、というわけではない。……絶対に違うからな!
鼻歌混じりに駅前へ降り立ち、辺りを見回すと、すぐに彼女を見つけることができた。壁に寄りかかりスマホをいじっている。
こうして立ち姿を見ると彼女がいかに魅力的な女性であるかがよくわかる。
身長があってスタイルがいいのはミサキさんと同じだが。彼女の場合、その体つきが起伏に富んでいる。
こんもりと丸く盛り上がる重量感のある胸にボリューミーなお尻。丈の短い制服スカートから覗く太ももはムッチムチである。
その姿はまさしく男の大好きを詰め込んだ理想のワガママボディと言える。
男なら一度は抱いてみたいと思ってしまうだろう。今もサラリーマンっぽい男に話しかけられている。
俺より少し年上だろうか。ワイシャツ姿の男は指で数字を示して交渉しているように見える。スマホに目を落とす彼女が鬱陶しそうにしているのもお構いなしに話し続けている。
彼女が駅前でひとりきりだったから声をかけたに違いない。待ち合わせに遅れてしまって悪いことをしたな。
俺は2人へ近づくと、ワイシャツ男の背中から彼女へ向かって声を掛ける。
「お待たせしました。すいません、遅くなって」
彼女は俺に気づくと優しく微笑む。
「あ、オジさん。全然待ってないから大丈夫だって」
彼女はそう言ってワイシャツ男を素通りすると俺の隣へやってくる。
「チッ、先客がいたのかよ」
ワイシャツ男は舌打ちして俺を睨みつけると、あからさまに不満げな顔をしながら去っていった。
「すいません、俺が遅れたばかりに嫌な思いをさせてしまって……」
俺はもう一度彼女へ謝る。
「別にオジさんは悪くないって。ああいうの、よくあるからさ。もう慣れてるし」
「大変ですね」
「しょうがないよ。私、目立つ格好してるからさ。まあ、今さらイメチェンするつもりはないけどね。たまに声掛けられて得することもあるし」
「得、ですか?」
「そっ。ちょっとお茶するだけでお金くれる人もいるから。まあ、圧倒的にさっきのオヤジみたいに体目当ての人が多いけどね。ホント嫌になる。私、エッチは好きな人としかしないっつーの! エロ親父のチンコなんか咥えるかよって話!」
「プッ……あははははっ」
「え、何かおかしい?」
「ああ、いえ。キミの言うとおりだなと思って。エッチなことは好きな人とした方がいいに決まってますもんね。キミがとてもしっかり子で安心しました」
俺の手は自然と彼女の頭をポンポンしていた。
「ねえ、オジさん?」
「はい、何ですか?」
「知り合って間もない女の子の頭に気軽に触らない方がいいよ。嫌がる子もいるから」
「あっ、すいません!?」
俺は慌てて手を離す。
「え、何で離すの?」
「何でって、嫌なんじゃ……」
「嫌なら触られた時点で手をどけてるって。私、オジさんになら髪の毛を触られても全然平気。むしろ撫でてほしいかも。昨日あの子にしてた感じでさ。……ダメ?」
巨乳ギャルにおねだり顔をされて断れるはずがない。
「じゃあ……」
俺が彼女の柔らかな巻き髪を撫で始めると、彼女はとても気持ちよさそうにする。
「オジさんの手、なんか落ち着く……しばらくそうしててね」
巨乳ギャルが超可愛いんだが。
彼女は学生鞄から取り出した棒付きキャンディーを舐めながらスマホを触り始める。
「どこいこっか? 映画は……観たいのないかも。カラオケって気分でもないかな。マッグは昨日行ったし……。普通に買い物でいいかな。あっ、けど……
彼女は真剣にあれこれ悩んでいる。
あれ? これってガチのデートなんじゃ……?
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