第17話 2次元ロリコンテンツの規制問題について

 日本の性的なコンテンツは世界一だそうです。欧米における性的なコンテンツの規制が強化される動きがあるようですし、クレジットカード会社の圧力がすごいらしいですね。


 なぜ彼ら彼女らはここまで性的なコンテンツを規制したがるのでしょう?それは性的なコンテンツが犯罪を助長しているから、というのが言い分みたいです。


さて、世界の犯罪の傾向です。


10万人当たり、殺人、強盗、強姦の順で並べます。

日本      0.5, 4.1、1.8 

アメリカ    4.6、147.4、32.1

カナダ     2.7、 78.1、32.9

イギリス    1.6 、179.7、16.2

オーストラリア 1.6、121.4、81.4

ドイツ     1.2、 72.3、 9.1

フランス    1.8 、 41.3、14.4


 特にイギリスの派生国の暴力犯罪の発生件数は想像を絶します。殺人には至らない暴力犯である強盗は経済的な問題もありますので、ドイツ、フランスは殺人の発生件数に比較して比率が高いようです。


 さて、よく日本の強姦の件数は暗数…要するに届け出がない件数が多いから少なく見えるという話もありますが、どうでしょう?この数字を見てもそういうことが言えるでしょうか。少なくとも殺人や強盗は暗数にならないでしょう。強盗と強姦は命を奪わない暴力的な搾取としてマインドが似ていると思うのですが、その比率で考えて見たらどうでしょう。それに日本に暗数があるように海外に暗数がない根拠も何もないです。


 そもそも日本人は暴力的な犯罪を起こさない国民性があるという判断はできないでしょうか。治安がいい悪いというよりそちらの方が大きい気がします。この数字は、もちろんパワハラ等による不同意性交の証拠にはなりませんが、ミートゥー運動が起こったのはアメリカです。


「カトリック教会の性的虐待事件」のウィキを見てもらえれば分かると思いますが、欧米の児童に対する虐待は想像以上にひどい状況の様です。宗教はいい面もありますが、抑圧でもあります。聖職者の抑圧は日本の教師や宗教においても悪い方向に出ているケースがあるようです。

 BBCなどは児童ポルノに反対する番組の司会者が児童に対する性虐待を行っていました。


 一方で児童ポルノに触れていた80%の人が子供に対する接触犯罪を起こしていた…という記事も見かけました。さて、この「児童ポルノ」が何を意味するかの定義が書いていません。彼らの精神性からいって「実写」なのではないかと思います。

 というかそれほど欧米で日本産の2次元コンテンツが広まっているとも思えませんし、それで満足するとも思えません。

 BBCの取材によるとフィリピンなどの貧困層による自分の子どもを使ったアンダーグラウンドの実写の児童ポルノの顧客は西洋人だそうです。ダークウェブ摘発もありました。


 実写か2次元かは天と地の隔たりがある気がするのですが、どうでしょうか。欧米人のヒステリックな規制は、彼らの社会を守るためのエゴであると思います。


 何が言いたいかといえば、「正しい事」を欧米人の一部の知的階級が定義して、規制をするのは極めて危険な行為です。世界が欧米の価値観に塗り替えられてしまいます。


 日本においては、表現の自由を守るほうがまだまだ重要だと思います。思想や主義主張ではなく科学でこういうのはちゃんと俯瞰してほしいものです。

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