第10話 神々の島から届きし威光

第10話 OCTSが魅せた希望


梓書院から絶賛発売中のOCTSは

防府市「nana*花」販売会で盛況を博した。

集客の中心は絵本作家のたかよさんの友人だったので

彼女と言うスーパーマスコットが存在しないと

イベントは成功したか怪しいのだが

嬉しいことに防府日報の編集者さんと言葉を交わす機会があり

無償でいいなら、いつか新聞連載のスペースを貰えるので

次回の防府市販売会はWマスコットで勝負を決めたい!


OCTSはざっくり見ても100冊以上売れたので

そろそろ読者反応を聞きたい所だが

家族以外は2件しか読後感想を頂けていない。


独創性の高い、稀有な本ですが、稀有だけに読み辛さを感じた

とは北条強欲先生。

読者はもっと単純な「この逸話読んだことあるぞ!」に反応する、と。

理解に易しい分析だと思う。

初見の音楽を一緒に歌えって言われても難しいが

クラシックのメロディーを叩き台にしているような楽曲は

歌詞さえ取り込めば即時対応にも応じられる、みたいな?


中途半端な薬学知識や薬品名に依存した文章では無い所に評価。

実体験を最大に活かして、入院生活を再現している

と言う意見が2件目。読み漁った本は薬にまみれていたと言う。

センスのいいカタカナで魔法を唱える異世界ファンタジー批判

と、俺が勝手に解釈したが

「魔法」や「剣技」がスマートなのは絶対条件だと思う。

ストレートだけで三振を奪える投手なんて居ない

目が慣れて来たら、いずれ狙い打たれるに違いないだろう。

フォルトゥナ……って書いてあって

「神々の島から届きし威光」みたいなルビを振る世界観。

海賊漫画もそう言う傾向が強いと感じたが

読者層が奮い立てば、それは大成功の部類だと。

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