第5話

「やっと、やっと」


俺は親戚に預けられることになった。


それで


「久しぶりだね。優」


「冬お姉ちゃん??」


覚えている。だいぶ昔だけど、よく会ってて、


「ずっと、ずっとあなたを助けたかった。やっとだ。やっとだよ」


ーーーー


冬お姉ちゃんはずっと俺のことを心配してくれたいたらしい。


でも当然、すぐに引き取るわけにもいかなかった。


けどチャンスが来て、こうして引き取ってくれた。


俺の辛い人生は、幸せになるために、本当はもっと苦労する筈だったのに一発で幸せコースに変わった。

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