第2話 自動販売機にはご注意

俺は今絶賛高校生の夏休みを謳歌している。

昨日から1週間、母方の祖父母の家に帰省している。祖父母の家は田舎にあるから、辺りは田んぼと青空が果てしなく広がっている。

今日は空気も澄んでいて、気持ち良いくらいの晴天だ。

俺は散歩がてら近くを散策する事にした。


しばらく歩いて喉が乾いた俺は、近くにあった自動販売機で飲み物を買うことにした。

自販機も古いのか分からないが、都会よりも横に大きい自販機だった。値段は全て100円で都会にはない金の余裕を感じたが、自販機のラインナップが「天然湧き水の美味しい水」と、「富士山の恵み天然水」の2つだけだった。

「このデカさで2種類、しかもどっちも天然水かよww」

この自販機のボキャブラリーの無さに1人で笑ってしまった。


俺は2種類とも買ったが、馬鹿なのかその場では飲まずに家に戻った。

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